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ラストノート

日々から離れることができるのは
君と会える週に1度の日曜日だった

疲れた顔なんてしてるつもりないのに
そんなことも全部お見通しで
そういうときは満面の笑顔とその香りで僕(私)のことを包み込む

香水が好きな君は
時間と共にその在り方を変える
まるで僕(私)の気持ちに寄り添うように

手を繋いで歩く帰り道
明日の憂鬱が頭をよぎるその瞬間
君から香ったアンバーの残り香が
次の日曜日まで導いてくれる気がした

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