1枚のハガキ
成城学園前駅で、1枚のハガキを受け取った。
渡してくれたのは、私より若そうな方。
寒い中たった1人で街頭に立っていた。
その方は、知識のない私に、とても優しく丁寧に、UNHCRと難民問題について説明してくれた。
・世界には今約1億2千万人の難民がいる。
(日本の人口と同じくらい、そんなにも多いのかと驚いた)
・たった60円で、500kcalの食糧を届けられる。
といった内容だった。
最後にもし出来たらで構わないので…と前置きの上で寄付の案内を受けた。
寄付はマンスリー継続のものだった。
私はその場で寄付しますね、とは返答できなかった。
現在、すでに2つの団体に寄付している。
収入が多いとは言えず、寄付に使えるお金が限られるからだ。
「今この場でいくら寄付しますと言えなくてごめんなさいね」と言うと、
「いえいえ!受け取ってくれる人も、立ち止まって話を聞いてくれる方も本当に少ないので、それだけでもすごくありがたいです…」とおっしゃった。
私も選挙応援や署名活動で街頭に立った経験があるので、大変なのはすごくわかる。
こんなに寒い中偉いなあと感心し、その場を離れた。
その後昼食をとりながら、国連UNHCRに寄付をするか検討した。
結論、しばらくは毎月寄付をすることにした。
日本国内の社会課題に関しては、解消にむけて寄付以外の形でも活動できるだろう。
しかし国外の課題はどうだろうか。
日本の外で、自力で何とかできない状況下で苦しい生活をしている方々、特に子どもたちのために、今私が出来ることは何かあるだろうか。
…寄付と情報発信くらいしか思いつかなかった。
というわけで、国連UNHCRは、私の寄付先として非常に優先度の高い機関だと判断した。
また、丁寧に案内してくれた方がたいへん好印象だったのも決め手のひとつとなった。
また寄付をすることで、より国連UNHCRの支援先の状況および、それに伴う社会課題への関心が高まるだろう。
より深く知ることになれば、もっと自分にできることを増やせるかもしれない。
私の根幹にあるのは「ノブレス・オブリージュ」の概念。
努力以前に恵まれているからこそ、社会に貢献するべきだと考えている。
私にとっての社会貢献は、誰もが生育環境によって選択肢を奪われず、自分を最大限に活かせる社会をつくること。
今日の小さな出来事も、その一歩になりますように。
この記事に少しでも共感していただけたら、国連UNHCRのホームページをご覧いただけると嬉しいです。
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