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BTSにハマるも約半年で降りるオタク①

※大前提として、アーティストの悪口を言いたくて書いているわけではなく、自分のオタク遍歴の中で「約半年で降りる」ということ自体が非常に珍しく、なぜ自分の気持ちが離れてしまったのかということを書き記したいだけであるということをご理解いただいた上でお読みいただければ幸いです。

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タイトル通りである。

BTSにハマった。コロナ全盛期の去年、Dynamiteから入りつい先月BTSのオタクをやめた。正直、半年で降りることになるとは・・・という気持ちとこれまでのオタク人生で最短記録を更新してしまったな・・・という新鮮な気持ち半々である。

さて、一体何があったのか振り返ってみようと思う。


1.ハマるきっかけ

前述したように、Dynamiteからハマった。が、この曲が発売されたときにハマったわけではない。この曲との出会いはお笑いの現場だった。
とある興行の前説で「コンビのひとりが即興で歌い、もうひとりが三線を弾きながら合いの手を入れる」という芸を披露する芸人がいた。(ここまで書くとわかる人がいるかもしれない。)
基本的に曲はお客さんからリクエストをもらう形式で、本当に割となんでも歌ってくれる。たまたまその日はお客さんからのリクエストがDynamiteだった。芸人さん「え?SMAP?」と言っていて私もそうだと思っていた。それがもの凄くウケていたので印象に残っていたのもあった。

帰りの電車、YoutubeでDynamiteを調べた。曲を聴いてすぐに、「あ、これよくMV見るやつだ」と思った。我が家はMTVやSSTVなどの音楽専門チャンネルが観れる環境で、常に何かしらのMVが流れていたりする。
明るくていい曲だな、と思ったのと、メンバーの顔面の良さと透き通るような歌声に惹かれた。毎日鬼リピするようになるまでそう時間はかからなかった。

2.オタクではない姉がハマった

私には姉がひとりいる。私と母はミーハーでオタク気質が強く、何かにハマると一直線タイプだったが、姉は全くそんなことはなく、これまで誰かに・何かに熱中するところを見たことがなかった。
そんな姉が実家に帰ってきたときに一緒にBTSのMVを見た。「この曲めっちゃよくない?」とすすめたのがきっかけだった。仕事が在宅勤務になり、暇な時間が多いと言っていたので、見てくれたらいいな~と軽い気持ちですすめた。

それから1週間ほど経った頃。姉から「BTSの顔と名前一致してる?」とメッセージが飛んできた。私がLINEのBGMにDynamiteを設定していたからか、もうだいぶ好きになっていると思われたようだった。しかし、その頃の私はまだただDynamiteだけが好き芸人だったので「顔と名前はわからないけど緑の服で金髪の人がかっこいいと思う」と返信した。
元々人の名前と顔を覚えるのが得意ではないのと、これまで国外のアーティストを好きになったことがなく、カタカナや英語の名前を覚えるのに苦労しそうだな、多分ずっと覚えられないだろうな・・・と心の中で思っていた。

それからまた少しして「これかっこいいから見てくれ」と姉から飛んできたのがこちら。

かっこいいな!!!!!
というシンプルな感想と歌がめちゃくちゃうまいと思った。こんなに動いてるのにちゃんと歌ってるし音源通りだった。みんなスタイルが良すぎてびっくりしたし、やっぱり緑の服で金髪の人がかっこいいと思った。

こういった番組に出演した映像や授賞式、ライブ映像などが公式からYoutubeにアップされるということ自体がすごいことだと思った。日本では考えられないことだろう。え?無料で見ていいの??本当に??という気持ちでいっぱいだった。素晴らしいものには金を払わせろ!!!!というのはオタクの性である。

それからというもの、すごい勢いで沼に落ちた姉がほぼ毎日のようにかっこいい曲や面白い動画、アプリの使い方(V LIVE、Weverseなど)について教えてくれた。
曲がかっこいいだけでなく、7人のそれぞれに個性があり、何を見ても面白い+かっこよかった。そして何より、全くオタクではない姉がBTSに熱中している姿を見て、ついにこちら側の人間になったのだな・・・と嬉しくなった。

3.BTS THE BESTの発売とそれに伴うイベント開催

ちょうどハマりかけたタイミングでBTS THE BESTが発売になった。
MVを見て好きな曲も多かったので、もしDynamiteが入っているアルバムが出るなら欲しいな~と軽く考えていたらこのタイミングである。
その少し前にButterが発売され、MVをよく見ていたし、しっかりCDは買っていた。
すっかりオタクになった姉がアルバムを購入したので聴かせてもらった。やっぱり好きな曲が多く、徐々に本人たちにも興味が出てきた。(※曲が好きじゃなければ人間側に興味を抱かないタイプなので、Dynamite、Butter、PTDしか知らなかった私は、まだそれほどメンバーに興味がなく顔と名前が一致していない。)

それから少ししてBTS WORLDのPOP UPが開催されたり、BTS THE BESTの展示会が開催された。どちらも行った。姉とたまたま休みが被り、POP UPの初日朝8時に並んだ。久しぶりにこんなオタク活動をしたなと思った。昔は野外のフリーライブで最前を陣取るために前乗りして深夜から並んだりしたこともあった、というのは余談である。
展示会は横浜と大阪に行った。韓国のアーティストなのに日本でこんなに色々なイベントがあるなんてすごい。供給が多くて有難い。コロナが収まったら2022年はコンサートに行きたいなと思った。

箱推し、という言葉もあるが、これまでのオタク人生でも推しがいてこそ、というところがあったので、徐々に名前と顔を覚えつつ、私は誰を推すのかなと自問自答する日々が始まる。

4.推し、定まる

Youtubeを流し見している中でメンバーのソロ曲があることを知った。特に印象に残ったのがJ-HOPEの『Chicken Noodle Soup』だった。ラップがうまい、MVが明るくて可愛い、ダンスがうまい。笑った顔の可愛さと曲中のかっこよさのギャップがすごい。
後に、コンサートでJ-HOPEを見てハマった女(ファン)たちが「ホソクと朝帰り」という名言を残していることを知り、ほんとそれ・・・となった。きっと本物を見たら好きになってしまうだろうなと思った。
過去のオタク人生の中でライブを生で見ると推しが定まる傾向にあったため、生で見るまでは定めないぞと心に強く誓っていたのにも関わらず、動画を見るたびJ-HOPEの沼に沈んでいく自分を止めることができなかった。

J-HOPEスタート(歌い出し)の曲は問答無用でかっこいいということを思い知る曲。元々曲も好きでよくMVを見ていたが、推しだと認識してから見るとまた違った感情が溢れた。私、ホソクが好き・・・!!

②へ続く。



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