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Mar. 2021

奥さんの作ってくれたちらし寿司が美味しかった5回目の桃の節句。いつも通り雛人形を飾り付けて、いつも通りあぁ部屋が狭いなと思う。

Keishi Tanakaくんの [AVENUE EXHIBITION] があり、久々の原宿のKit Galleryへ。
娘は秘密の森を最近読めるようになってきたので、本にサインをしてもらう。向かう時の車内では歌いまくるほうるさくしていたのに、本人を目の前にすると話せなくなるのは誰に似たのだろうか。地元にもだいぶ瀟洒な店が増えてきたけど、やはり表参道の空気とは決定的に違うなと思う。

10回目の311。あの時のことなんて思い出したくもない、でも 自分にとっても避けては通れなかったターニングポイント。その時の気持ちはここにも書いてある通り、あの時2人だったのが4人に増えている。それだけの時間が流れ、自分には今何ができるだろうと自答する。蔵前の空蓮房に行き今井智己さんの「十年」を拝観。白い空間の中に展示された写真を見ながら、今は行くこともできない北の空を思い出した。

ホワイトデー。Garden Eightさんが作っていたウェブサイトのチーズワンダーというケーキが気になり
兜町のSR Coffee roasterへ行く。元は老舗の鰻屋だったこのお店はtoeの山嵜さんが内装を手がけていたり併設するHuman NatureはBALの江田さんがTシャツを手がけていたり前から気になっていた。好きなものが繋がる瞬間はなんであれ嬉しい。
僕が通勤で毎日のようにこの近くを通っていた時はもつ千しかなかったエリアにeaseK5などヒップなお店が林立しているのは全く想像できなかった。

電気湯や梅の湯にいく。深夜、京島や荒川区のディープな街並みを夜中に通ると、どこかで昭和に繋がってタイムスリップしてしまうのではないかと錯覚する。時折見せるよくわからないフォントの看板が多いのも良い。PCや参考書のない時代のデザイナーはどうやってあの書体を生み出していたのだろうなどと思いながら、奥さんの電動自転車を漕ぐ。

グラフィック筋トレと題し、仕事の前に15分くらいで何かグラフィック作るのを毎日やり始めた。使いたいフォントの調子を見たり、エフェクトのアイデアがたまるのでこれも定期的に続けていきたい。

進めている案件はデザイン提案、一悶着ありつつコピーも最提案してなんとかOKをいただく。撮影できれば嬉しいけど、予算には限りがあって、そこはどうしてもコントロールできないのでもどかしい。コピーワークもっと上手くなりたいなと思う。

個人でやっている案件のロゴ提案。期間中ずっとスケッチしていたアイデアをなんとか形にしてOKをいただく。ロゴはまだまだ下手だしその期間は休日も片隅にそのことばかり考えてしまうけど、本質を掘り下げて探る作業は好きなので続けていきたい。クオリティも疲労も時間ではなく、密度に比例する。

DYGLを見にO-EASTへ。IKEAで子供にビックレクを買って久々に轟音に包まれる気持ちよさに、生きている心地がした。息詰まる時代に風穴をあけるのは、いつだってロックバンドだ。新曲も良曲ばかりで、本当に次のアルバムが楽しみ。SNS発信やボーカロイドが歌う歌がヒットする時代だけども、DYGLのような、正しくカッティングエッジなロックバンドがいることが希望に思える。飲食店がやってないので、路上で飲む若者たちを横目に腹ペコで帰路につき、無心で牛丼を食べる。
一方、来月のバンドアパートのフェスは中止になってしまった。

GoodpatchさんのBX事業部の皆さんに取材をさせていただいた。インタビュー記事はやってみたかったことのは一つで同僚と2人で、色んなことを取材させていただく。問いを立てる、ということはどう言うことか、彼らの視座から学べることが沢山あり、勇気を出してお声がけさせていただき本当によかったと思う反面、あちこちオードリーの若林さんのように、本質に切り込めるのはまだまだ勉強が必要だと思う。

毎週娘は恐竜はなぜ絶滅したのかを聞いてきて、返答に困る。ただ質問の質が変化するのは成長の証なので嬉しくもある。レンタルしていたベビーベッドを解体して返却した。ハイハイを始め、離乳食も順調にモリモリ食べ始める。こうやって成長のともに部屋のレイアウトを調整しなければならない&物の管理が発生するのが子育ての大変なところだけど、成長を感じる嬉しさともうこの頃の息子は帰ってこないという寂しさが同居している。

いろんな銭湯のグッズデザインをしているYouSayくんと、薬師湯に行く。年は一回り違うけどお互いパンクシーン、ライブハウス出身なので、色んな話をさせていただいただいたのが、本当に良かった。初対面なのに会ってすぐ全裸になるというのもよく考えたら変な経験である。

長瀬智也の引退試合、俺の家の話が最終回だった。IWGPがなければクドカンにもハマらなかったと思うし、最後の最後まで唯一無二の演技で楽しませてくれてありがとうという気持ち、男が憧れる存在だっただけに寂しい。

昼間は短パンで仕事できるくらいあったかくなってきて、桜の開花もちらほら。ミズマチで家族で花見をする。時世的に美味いものを食べるくらいしかやることがないのだ。芝生で嬉しそうにハイハイをする息子を見ながら、モンティ13で買ったパッタイとガパオなどをたべる。
あったかくて悪いことなんて一つもない。
暖かさは正義だと思う。

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