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なぜ自分軸は見つからない?

1.何をして、どう生きたい?

最近はよく友人と「自分軸」について話す。年頃だからとでも言いたいけど、これは人生のどんな時においても付き纏って来る疑問のように感じる。しかも、人生を通して不動で持てる自分軸なんて、あり得るのだろうか?

何をして、どう生きていきたいかなんて、生きながら見つけていくもので、稀に生まれてすぐに自分の「使命」のようなものに出会う人もいれば、大抵は死ぬ直前になっても悔いが残るのが人生。そんな人生の始まった理由も、終わる理由も分からない中、私たちは生まれ育った家庭、社会、時代で、いろんな物事の判断基準を学び、自分を知っていく。自分軸を見つけていく。

2.自由に生きる、は限界

ところで、その「自分」って何だろう?ここまで書く限り、この「自分」はかなり受動的なもの。生死はもちろん、生まれる環境やその時代の流れなんて、誰に分かることか?それでも、その環境で生まれたのなら、私たちは生きながらいろんな選択を迫られ、自分で決めていかなければならない。この選択肢すらも、環境によって大きく左右されているのに…

今では、社会の発展によって自分の国籍も性別も決められるようになったところもあり、人々がより自由に生きる選択肢が与えられるようになった。
近代を生きる私たちは特に、「自由」「多様性」を追い求めてきて、より自分の人生を選べるようになった。これは本当にすごいこと。
しかし、選択肢が増えれば増えるほど、個人のアイデンティティはますます複雑になり、見つけにくくもなっているのも事実。どんな考え方も生き方も尊重したいが故に、これだ!という自分の答えに辿り着きにくくなり、自分だけの特別な使命を持って生きるというより、誰もが、ただ生きる、ことができるようになってしまった。

そして近年では、コロナパンデミックが起こったことによって、ウイルスという見えない何かによって自分たちの生活は完全に変えられしまうことを人々は経験し、特に若者は、このどうにもできない状況を経験し、どうにもできないことがある無力感を覚えていく。そしてこれに続く経済の低迷、21世紀の戦争、達成の見通しがないSDGs… 決して明るいとは感じがたい未来社会に対して、期待するとか、大きな夢を持つよりも、ただ生きててもそれないに自由に生きられるから、「今を生きよう。」と多くの人はポジティブになってるつもりで思う。

でも、、
でも、、、、
自分はこんなもんじゃないはず。もっとやれるはず。
もっと生きる意味を見つけたい。生きる意義が欲しい。
自分の人生は、何のために燃やせばいいのか?
この溢れるエネルギーは、果たしてどこに注げばいいのか?

実はそんなことを思っている人は、多いんじゃないでしょうか?
だから、やはり自分軸を見つけたい。

3.正しく質問を持つこと

nTech/認識技術を学んでいて、質問の大切さに何度も気づかされる。なぜなら、多くの質問は既にいくつもの解決策がある質問であり、また質問が生まれてしまう質問でもある。本当は質問があって答えがあればそこで終了なのに、また質問が生まれてくるなら、解決したと言えない。

よって、自分軸についても、答えを探すことに急ぐよりも、より深い質問を見つけていく必要がある。ここでは、そもそも「自分」とは何んなのかについて話したい。先ほど書いたように、私たちが持っている「自分」のイメージは、受動的である。「自分」の定義が受動的で条件状況に左右される自分であれば、いくら答えを見つけたと思って意思決定をしても、条件状況が変わったらまた質問が出てきて、また意思決定が必要になる。これでは、人生を通して不動に持てる自分軸は見つからない。それは、一貫性持続性のない人生、集中して没頭できない人生、思いっきりエネルギーを爆発させて燃やせない人生を意味する。

いろんな生き方を理解して受け入れながらも、不動の自分軸を持つためにはどうすればいいのか?それは、条件状況に左右されない、全てと繋がった自分にまずなること。条件状況に左右される自分は、偽物主体であることを知る必要がある。

私たちは、呼吸するには二酸化炭素が必要で、二酸化炭素には植物と太陽が必要で、地球と太陽には太陽系が必要で、太陽系には銀河が必要で、銀河には宇宙が必要で、宇宙には宇宙が生まれる前が必要… 
宇宙すべての働きがあって今ここ呼吸出来ているのに、「自分で」呼吸していると勘違いしているのが、今の人間の現在地。これをnTechでは偽物主体と呼んでいる。

「自分」とは何なのか?その明確な定義がないまま、私たちはこの偽物主体で考え、悩み、「自分軸」の答えを見つけようとしてる。この衝撃的な事実を知ることが、今の時代においても、何よりも優先されるべき課題だとますます感じる。

では、nTech/認識技術に興味がある人は、是非開発者Noh Jesu氏のブログを読んでみてください(^^♪
科学技術の次の未来技術とは | Noh Jesu(ノ・ジェス, 盧在洙)オフィシャルWEBサイト (noh-jesu.com)




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