勉強を楽しむ秘訣は忘れることだと思う。
勉強を楽しむためのコツは、学んだことを忘れてもいいと思うことだと、ふと思った。
私は最近、歴史や絵画の勉強にハマっている。
色々な人物や歴史に触れるのが本当に楽しい。
学生時代には何故この楽しさを味わえなかったのか考えてみた時、暗記のプレッシャーが大きかったからだと気付いた。
歴史の授業は楽しかった。もっと知りたいとも思った。
けれど、もっと知る前に、「テストのために覚えないといけないこと」が山ほどあった。
知りたいことを調べる時間があるなら、覚えるべきことをまず覚えなくてはと、人の名前や年号の暗記に時間と力を割いた。
歴史を楽しんでいれば自然と頭に入る、という話を聞いて純粋に楽しもうとしたこともあった。
しかしそれでは試験の回答になっているような年号や人名をすべて覚えることはできなかった。
試験で点数を取るための勉強と楽しむための勉強があの頃は明確に違ったのかもしれない、と今思う。
今、すごく楽しんで勉強している。
けれど、勉強したことも本で読んだことも、忘れていることの方が多い気がする。
きっと、だからこそ楽しいのだ。
忘れてもいい。
覚えなくていい。
今楽しければそれでいい。
そんな風に考えて、勉強を楽しむ秘訣は忘れてもいいと思えることなんだろうなと思った。
昔、海外の学校に通っていたことがある。
その時の学校の試験は、「授業で習ったことについて自分がどう考えるか」という内容が多かった。
「試験のために何かを覚えなくては!」ではなく、「試験のために本の内容をより理解しなくては!」と思って取り組んだ。
今の日本の学校教育には詳しくないが、忘れてもいいから今この瞬間に勉強を楽しめるような、そんな試験があったらいいなと思う今日この頃である。
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