「サピエンス全史」を読んでみた
本屋さんで見かけて、これは!と思って買ってみたサピエンス全史を読み終わりました。
感想を一言でいえば、
「この本は義務教育中に全員読むべき!」。
小学校から今まで歴史は常に学んできましたが、学校の歴史の勉強とこの本は根本的に違うと感じました。
学校の歴史は「起こった出来事」を時系列に沿って知っていく作業のようですが、サピエンス全史は違います。
生物学的、宗教学的、経済学的、とあらゆる要素を詰め込んで、人類の歴史を振り返っているのが本書です。
読んでいく中で読者に問いかけ続けられるのは、
「人類の文明進化は人類を幸せにしているのか」
ということ。
全体を通しても、教科書の様に明確な答えが載っているわけではありません。
あくまで数多くの可能性や、考え方を示しているに過ぎません。
こうしたことから、この本は「答えや正解を教えてくれる本」ではなく、
「読者にあらゆる可能性を考えるきっかけをくれる本」だと言えます。
読み始める前は、硬そうな本だなぁと読むのを躊躇していました。
ですがいざ読み始めると、面白くて面白くて、久しぶりに寝食を忘れて読みふけりました。
色々な年代の方に全力でおすすめしたい一冊です。
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