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ドローンスクールワークショップ

深圳市龍崗区にあるドローンスクールにて、小・中学生向けのドローンのワークショップを開催しました。

ワークショップの構成は「飛行機・ドローンの歴史」、「ドローンの組み立て」、「DJIドローンのVRゴーグル体験」となりました。

ワークショップはほとんどが中国語で、一部英語という内容なので、中国語が得意な生徒に通訳として参加してもらいましたが、「問題は自力で解決する」というのが今回のイベントの主旨の1つでもあったので、困ったら中国語か英語でスタッフに自分で話しかけたり、身振り手振りで意思疎通したり
してもらいました。

ドローンの組み立ては、極めて中国的なノリで「とりあえず組み立ててみよう!」とスタートしました。木製のパーツを1つ1つ組み立てる作業は中学生でも大変な作業で、約1時間半を要する作業となりました。

ドローン本体の枠組みができあがったところで、ドローンを制御するボードやモーター、プロペラを取り付けます。

取り付けが完了した生徒からリモコンとペアリングして飛ばし始めるのですが、実はここからが中国式ドローンワークショップの開幕だったということは私もその時にはじめて理解しました。

いざ飛ばし始めてみると、さまざまな問題が起こります。今回組み立てたドローンは、ドローンの代表格である、クワッドコプター(quadcopter)でプロペラを4枚搭載したものです。

クワッドコプターの場合、全てのモーターの回転方向が同じ回転方向にしても飛ぶことができず、斜めのペア同士で回転をそろえ、隣同士は反対方向に回転させる必要があります。

また、モーターに取り付けるプロペラも2種類あって、それらを正しく取り付けないと、モーターは回転するものの全く飛ばなかったり、ドローン本体が回転しながら飛んでしまったりします。

これらの問題は座学で前もって知識を与え、説明書をしっかり見ながら組み立てさせれば何も問題が起こらないわけですが、そこは意図してか、意図せずにか「組み立てたら飛ばしてみよう!」、「飛ばなかったら考えよう!」というスタンスなので、問題がそこら中で起こります。

そして「なんで飛ばないの!?」ということになり、ここから学びの時間スタートという荒行です。

荒っぽい学びではありますが、座学で得る知識とは全くことなるインパクトがあります。説明書通りに正しく組み立てた場合は、モーターの方向など何も気づかずに飛ばせてしまい、全く学びがない可能性もあります。

学びのプログラムを精緻に作り込むことももちろん重要ですが、お膳立てが多いことで学びの機会を失ったり、学びのモチベーションを下げてしまったりする可能性もあります。

今回は中国の荒波のようなワークショップの中で自分の手で最初から最後までドローンを組み立て、飛ばすところまでの経験は、ドローンのワークショップを超えて中国そのものを経験しているという点でもおもしろい学びの機会になりました。

今回組み立てドローンは、手で組み立てたドローンにも関わらず非常に安定していましたし、プログラミングもできるものです。

次はまたプログラミングもからめたワークショップにも挑戦したいと思います。

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「深セン」×「教育」で何ができるかを日々考えています。世界に類を見ない深センの成長速度、深センの成長を加速させるための深セン市政府の経済政策、教育政策、そこに暮らす若者たちのパワー。深セン市の存在そのものが私たち日本人にとって大きな教育リソースであると思います。
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