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Loving and Whisper

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私のnoteつぶやきより、 恋に関するものをまとめました。
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記事一覧

朝焼けに飲む少し焦げたコーヒー
昼の青空の下で緑の香りをまとった風
夕暮れにキスをした月夜でピザを一切れ
今日も愛おしい夏の夜

昨日は好きで
今日も好きで
でも明日はそうでもないかもしれない

誰にもわからないし
確証なんかできない
けど明日がわからないから諦めるわけでない

昨日は好きで
今日も好きで
なら明日はもっともっと好きかもしれない

だから今日も今日とて手のひらに置かれた指を強く優しく握る

雨が降って
アスファルトにこもった太陽の熱が
ビールの香りと入り混じって
汗の匂いを覆い隠す

アイスルト、

愛していると、ただ一言声に出すのでさえ躊躇われる。
愛していると、ただつぶやくことさえ許されずにいる。
愛していると、ただ伝えたいと願うだけで、
私の心はこんなにも裂けるというのに、

愛していると、愛していると、愛していると
ただ声を殺して泣かしてはくれまいか。

この想いだけは、どうぞ、どうぞ、
責めないではくれまいか。

戀丈ー恋情ー

1000年と燃ゆる太陽も恋い焦がれる
1000年と眩いばかりの星も夢を見る
1000年と全てを愛す海でさえ、ただ一つの愛に荒れるだろう

心のうちにある、幼い鳥の鳴き声も、鍵を失くした宝箱も、
あなたを前にするとよりいっそう輝きを増すの1000年を超えても、
この想いは色あせることはないのでしょうね

大人になるのは苦しいけれど
片手にビール、ベランダで横に並んで
あなたと一緒にラジオ聴く今夜だと
大人になるのも悪くないなって思える

大人になるのは苦しいけれど
寝る前に枕投げあって笑いあって
明日何しようかとふざけて議論のように話す今夜だと
大人になるのも悪くないなって思える

灰色の森と
赤色の海と
どっちがいいと聞かれたら
紫色の空でもいいから羽を頂戴と
答えるでしょう。

森をも海をも超えて行けるのならば
空を飛んだほうが早いんだもの。

ほろ苦いチョコじゃ喉に詰まるだけだから
うんと濃くしたコーヒーで流し込んで
甘さが足りないなら、薔薇型の砂糖菓子をあげるから
そのまま、キスしてね。

表情をうまく読み取れるより、
あの人の心を読み解きたい。
声をうまく聞き取るより、
あの人の歌声だけ聞いていたい。
ケーキを12個も食べるより、
あの人と一緒にパンケーキを作りたい。

いずれも夢の中でしか起きないことではあるけど、
夢に見るだけなら、何も壊れないのよ。

膝小僧にガラスが刺さったらもう抜けないし、
爪が薔薇の棘で避けたらもう治らない。
髪を短く切って、それでも鳥に狙われるなら坊主にしちゃえ。
恋愛で心を何度も壊されるより耐えれそうよ。

しっちゃかめっちゃか恋物語

心を溶かしたようなワインの味にはもう飽きたから
ほろ苦いビールで喉を潤したいの
砂の味のするチョコを卵と捨てて
ホイップまみれのケーキを崩して食べさせたいわ

少女の頃憧れていたものはもういらないの
だっていくら宝箱を詰めても、完璧な靴を探しても
結局私はただの人魚なのよ

ただの童話ならもういらない
読み聞かせの夢ももう忘れたいの
この世界には苦味と苦しみしかないのなら
あなたに見てもらえるのが

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彼は

笑わない人だね、とあの子は言うけど
思いっきり顔をくしゃっとして笑うのは子犬を見た時だと、
私だけが知っていたらいい。

あまり冗談を言わないね、と父は不満をこぼすけど
友達の20年以上の持ちネタのギャグが今でもツボなのは
私だけが気づいていたらいい。

意外と器用貧乏だね、と祖母は笑うけど
優しすぎて、責任感が強いゆえの性格だと
私だけが理解していたらいい。

少し言葉を交わせば
少しだけ目を合

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みらい

ソファで隣同士に座って、気づいたら寝ちゃってるとか
朝急いで準備してたらうっかりコーヒーカップ取り違えてミルク入ってない方を飲んじゃうとか
テレビでどのチャンネルでもなにもしてないから、久々にラジオ聞こうとしたら古すぎて壊れていたとか
小さい、幸せな事件を積み重ねて
50年後とかに笑い話にしつつも、また同じことをしちゃうような
そんな日々を。

コンビニで流れる流行りの甘ったるい歌を
気づいたらおにぎりを選びながら一緒に口ずさんでいて
それに気づいたあなたがお茶を手に取りながらこっそり合わせてきて
ゆったりとした気持ちのいい幸せが
もっとずっと続いて欲しいと願う。
何十年先も一緒にいるんだろうな、と
思ってしまう。