職業の経歴

俺は人がどういう経歴を歩んできたかの話を聞くのが好きで、雑誌に出てくる人のプロフィールもしっかり読んでしまう。

でも講演とかで自分がどんなに結果を出してきたかの話を10分以上する人には「いいから本題を…」と思う。

なので今回は俺がどんなに結果を出してきたかの話をしようと思います。


俺の経歴は、映像制作会社→ギャル服通販→フィットネス系商材通販→洋菓子通販

大学の就活でやりたいことが定まらず迷っていた時期、当時スタイリストアシスタントの派遣の事務所に登録してたまたま派遣されたスタイリストに頼まれた仕事がスキル的に出来なくてすごく怒られ、それを事務所の人に頼み込んでやってもらって次の日持っていったら「逃げずにやりきった」という評価でスタイリストが所属する映像制作会社の社長から電話があり、そのままADとして入社することになった。俺は頼み込んだだけだったがそのことは黙っておいた。

高い学費を払って体育大を卒業したにも関わらず、試用期間は額面12万。年金とか払うと手取りが一桁?親には本当に申し訳ないなと思いつつ入社し、初日にビデオのダビングの仕方を教わったときに「あー全然やりたくない」と思ったことを覚えてる。

アシスタントディレクターという仕事はみんなが想像するように大変な仕事で、労働時間という概念が無く、週2、3回始発で風呂入りに家へ帰るみたいな生活だった。
俺は外注で地方の音楽ライブを撮る仕事も請け負っていたので、平日は会社、金曜の夜から地方へ飛んで撮影して日曜の夜戻ってきて月曜からまた会社に行って…みたいなのが3ヶ月続くこともあった。それで月にもらえるお金が12万ですよ。

指示される仕事が出来るのか出来ないのかわからないけどやるしかないみたいな毎日で、ただ出来なかったことが次第に出来るようになるという実感は味わえたし、スキルを身につけるにはとにかく実践が近道だと思った。

でも将来もこんな働き方できなくね、と思い1年くらいで辞めてしまった。辞めたけど転職期間中は外注先だったところが暇なら手伝ってよとちょいちょい仕事をくれたので嬉しかった。

2つ目の仕事はギャル服の通販。正直通販がやりたかったわけじゃなかったけど、転職期間中に貯金が底をついてしまいデザイン系に行きたかったけど生活のためにデザインに関われそうな雰囲気のECに切り替えてなんとかアルバイトで採用された。面接でエクセルやらされたときフィルターかけてって言われて何のことかわからなかったので落ちたと思ったのに謎の採用だった。

ここで学んだことは2つ。「エクセル」と「ギャルのすっぴんマジで誰かわからない」。
社員の入れ替わりが激しく、また新しい人が入ってきたと思ったら俺の上司の席に座りまさかのすっぴんの上司だった。
業績が傾いているのはわかっていたので社員の話は断りながら、ECという仕事はおもしろいかもなと思いつつ、でもやっぱりスポーツにも関わっていたいなとも思ったのでギャル服通販とフィットネスクラブでのアルバイトを掛け持ちすることにした。プールロボット投げて一緒にプールに落ちたことあります。
そこでフィットネスクラブの催事でボチボチものが売れるので、スポーツ用品を売るECだったら両方の興味が活かせるなと思い、そこに照準を絞って探して見つけたのが3つ目の会社。

ここではフィットネス用品全般を扱っていて、もともとアパレルに興味が強かったので次第にフィットネスアパレル中心に担当することになった。最初はモール系のみの出店だったけど、自由がきかないところも多くルールもモールのルールに従わなきゃいけなかったので、もっと自由な運営ができる自社サイトが作りたいと思って立ち上げた。
催事もわりとやって、たくさんのインストラクターたちと仲良くなれて楽しく仕事ができた。
途中までビジネスと楽しさの両立ができてたと思ってたけど、次第にもっと大きなマーケットのビジネスに挑戦したい思いが強くなってきて、楽しかったけどビジネス寄りに舵を切ることにした。

そして今の会社で洋菓子の通販。「通販」担当だけど規模が小さいのでマジで色んなことやらなきゃいけないし、今までは商品を仕入れて販売する仕事だったけど自社で作るメーカーでもあるので、商品企画とかもやるし、繁忙期はお店でクッキー詰めたりもする。

実店舗中心からECに売上が移っていく過程は店と本社はモメるし大変なことばかりだけど、大きくなる過程を体験して学べる貴重な機会と言い聞かせて言い聞かせて言い聞かせて頑張ってます。

仕入れとメーカー両方の業態を経験して、食品通販も経験して、何個か立ち上げも経験して、健康ならあと何十年も働くので将来そこまで困らないくらいの人間になりたいです。

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