質問5.感染拡大との間に因果関係はあるのですか?
2020年は、1回目の宣言などの影響により死亡数が減少。↓
2021年は、春夏のデルタ株まん延によって増加。↓
そして今年2022年の春は、それをさらに上回る勢いで増加。↓
因果関係については、
グラフを作って
こちらでまとめています。↓
https://ariradne.web.fc2.com/corona/MHLW/correlation/index.html
多少、時期がズレていたりはするんですが、
おおむね相関していることがわかると思います。
今年に入って、相関係数が9割を超えていますが、
これは、感染力の強いオミクロン株の流行と、
昨年末からの無料PCRの導入による検査数の増加によって、
精度が向上したことによるものと考えられます。
逆に、昨年の相関係数が著しく低かったのは、
感染力が飛躍的に強くなったデルタ株の流行に対して
検査数が追いついていなかったためと思われます。
データの出どころ
元にした「死亡数」(月ごとの総数)は、
「ほぼ確定値」とされる
厚生労働省の「人口動態(概数)」に
記載されていたものです。
「感染者数」や、「コロナ死」についても、
厚生労働省が毎日公表しているものを使用しています。
ワクチンの接種回数についても、
デジタル庁のワクチン接種記録システム「VRS」のものを
使用しています。↓
超過死亡の基になる推計値については、
コロナ前の過去5年間の死亡数から
ExcelのGROUTH関数で求めたものです。
GROUTH関数の推計値は、やや強気なものであるため、
実際の超過死亡は、これよりも多い可能性があります。
考えられる原因
結論
超過死亡の大部分には、
感染拡大との関係が強く疑われているが、
その理由を以下に示す。↓
・感染の拡大と、超過死亡の増加には、
おおむね相関関係が見られる。
・コロナと関係していない死因のうち、
感染症や事故によるものは減っており、
自殺や老衰についても
超過死亡の大部分を占めるとは考えにくい。
・ここに挙げた以外の、感染拡大と無関係な死因について
指摘する声が見当たらない。
以上のことから、
超過死亡の大部分は、感染拡大による被害であると考えられ、
そう捉えて感染対策にあたることが望ましいと考えられる。
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