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貴方の価値観、私のコンプレックス



さっき北斗に関する記事を読み返していたんだけど、北斗さんがとても好きな理由の1つが丸々掲載されていたので泣きそうになっちゃった。

あまりにも好きで好きで仕方なくなったのでお話させてください。頼む。


まず今回話す理由となった雑誌の記事は
『vivi』の2022年3月号 特別版

北斗の国宝級イケメンランキング1位お祝い記念の雑誌です。

Amazon貼っとくからよければ見てね





私が、北斗の事を好きな理由は沢山あるけど、その中の1つとして挙げられるのが、
彼の

ジェンダーレス観


です。



さて、北斗の話をする前に少しだけ私自身について話させて欲しい。


私自身、高校あたりからジェンダーコンプレックスを抱えている。



小学生の頃はファッションに関する興味はそこまでなかったし、中学生の頃は部活ばっかで私服がどうこうとか気になるほど私服を着ていなかった。
ていうか学校自体が陰湿な性格の人多くて、人間関係に神経使ってたからファッションどうとか考えてる余裕あんまなかった。

でも今思えば、目付けられないために自分の「好き」を抑え込んで万人受けする「好き」を選んで合わせてたなっても思う。
あの人たち(同級生)、ジェンダーレス的なことちょっと取り入れるだけでおかしいって指摘してくるし影でコソコソ陰口叩くからね。

小学生の頃、青いライン入った上靴買って履いてたら「男用のじゃん」って沢山からかわれたのが苦痛ですぐ変えた記憶ある。
可愛かったのになー青。
でも周りの目気にしいだった私的には貫いてその上靴履き続ける精神もなかったわ。

ごめんごめん、話戻すね。


高校生になって部活もゆるいのに入って、時間が作れるようになったことで、私服をよく着るようになった。


その中でメンズ服を可愛いって思って買ったり、着こなしを真似したりしていて楽しんでいたんだけど、どうにも自分の理想には近づかなかった。

どうやってもあの良いと思ったシルエットにならない。
どうやってもあの素敵と思った可愛さが出ない。
どうやっても鏡の前の自分に納得できない。

髪長いからか?って思って、腰上まであった髪をバッサリ切ってハンサムショートにした。
でもなんか違う。


なんでなんだろ?って散々考えて沢山見比べて気づいた。

体だ。

なで肩、ウェーブの骨格、体のライン。

男性と自分との間のどうしても埋められないもの。
女性特有のフォルムが、どうしても自分の可愛いに近づくには邪魔だった。


どうやっても胸のラインは出るし、どうしても肩はなだらかで丸い。
結局体的にメンズライクにしかならないってこと。

メンズライクは自分の中で好きじゃなかった。
だって、メンズ服の可愛いを消して、女の可愛いを服に無理やり埋め込んでる感覚がした。
メンズ服だから可愛いんじゃなくて、メンズ服着てる女の子のフォルムが可愛いってことのように思えて好きになれなかった。


なんとなく男性というものが羨ましく感じた。

私がその肩幅を、
広い背広を、
骨ばった手を持っていれば、
私はなりたかった私になれる。

自分の思う綺麗や可愛いの中には、男性が持つ身体的美と、男性に許された「らしさ」があったように思う。

自分がメンズ服の可愛さを出せないって気づいてめっっちゃ病んだし泣いた。
結構メンタル抉られた。


私は女の子になりたくて女の子の服着るとか、男の子になりたくて男の子の服着るとかじゃなくて、
自分が可愛いって思った服を着こなして、自分を認めて、自信持ちたいってだけだった。

「メンズ服を着たい!」って訳ではなくて、メンズでもレディースでも「デザインが可愛いから、こんな世界観作りたいから着たい」なの

悩んだ結果、最終的に無理なんだなって、服装についてはある程度諦めがついてまあまあ受け入れた。
でも、やっぱ考え方としては「女性」を押し付けられるの嫌になっちゃった。

女の子らしい服着て
とか
女の子らしい髪型
とか
そんなんじゃ彼氏できない
とか

なんかどんどん女性であることにコンプレックス抱くようになっちゃって。
女の子らしいものを着なきゃっていう義務感が出てきて、女の子は可愛いから、かっこいいを目指して着ちゃいけないんだなとか思い始めた。
多分周りの目線気にする人だから尚更ね。変な人って思われたくないっていうのも恐怖心としては残ってた。

好きな服じゃなくて万人が好きそうな女性服着るようになった。
どうせ好きな服着こなせないし、求めてるのはこれでしょ?みたいな自暴自棄半分

そんなことしながらさ、自分の推しとかがインタビューで「長い髪の子がいい」とか「フェミニンな服装がいい」とか求める度に、なんか冷めた心出るのよ。
結局あんたも女の子らしいを求めんのね。って


でも北斗は違った。

男らしい、女らしい関係なく自分が可愛いって思うファッションを楽しんでて、
女性側の私たちにも「女の子らしい」を意識的にも、無意識的にも、強要することはなかった。


記事でも言っていたんだけど、北斗の女の子の格好に対する「可愛い」は
「彼女がこんな服着てたら可愛いって思う」
じゃなくて
「自分もこういう格好したい!服、メイク、髪型で変幻自在に世界観が作れるの羨ましい!」
なんだよね


この「自分もやりたい」っていう考え方がすごく好きで。


「男性だから」
って止めるんじゃなくて
「羨ましいからやりたい」
っていう考え方

男性だからできないとか女性のものだから無理って考えないで、多少の躊躇はあれど自分でやりたいって言ったこと

メイクも、髪型も、洋服も
その「やりたい」には男女の性差観が無いって
事がわかる。


その考え方や価値観に凄い救われた。


だって初めて出会ったの。
性別関係なく、「可愛い」に正直でいる人。



友達も親も私の可愛いには
「ほんと好きだよね〜」
って理解こそしてくれるけど、共感はしてくれなかった。
ジェンダーレスとかそういう考え方や表現してる人周りであんまり見たことなくて、
私の考え方が異常なんやろな〜ってちょっと悲しくも思ってた。



北斗は「可愛い」にちゃんと正直で、好きなものを堂々と着て、好きな髪型して、笑ってた。

その姿みて、この人超いいじゃんって思った。

羨ましいなって思ったけど、北斗だって同じように自分の性別を意識してるって言ってた。
それは見られる職業だから、「求められるのに答えなきゃかな〜」って考えるのも込みではあるけど。

こんなに自分の「好き」に対して堂々としてる人でも、男らしさを気にするんだなって思ったらなんかちょっと前向きになれてさ。



北斗のこと好きになってね、
久々に周りの目とか似合うとか関係なしに自分が好きな髪型したの。
可愛いけど着たら引かれるかな〜って思った服着て。
好きな色のアイシャドウ塗って。


それで外出たらめっちゃ楽しかった。
私めっちゃ可愛くね!?って久しぶりに思った。


私北斗がいなかったらずっと何処かで自分のこと好きになれないまま生きていったと思う。
大袈裟って思うかもだけど、マジマジ。

多分メンズ服着たいな〜羨ましいな〜なんで私女なのかな〜って考えまくってたと思うよ。

実質女であることに若干コンプレックス抱いちゃったわけだしね。
まじでキモいとか思ってた。



かっこいいも可愛いも欲しかった私が、
かっこいいも可愛いも更にはセクシーも持ってる北斗に出会って、
ずっと見ないフリして無視しといたコンプレックスに少しずつ向き合うようになった。

だから、北斗がいてくれて本当に良かった。
女とか男とか考えずに好きなようにファッションを楽しんでくれてありがとう。
そのおかげで、今の私は、私の事少しだけ好きになれたので。

いつか北斗の目の前に、とびっきり可愛い私らしい私で現れるから、その時は「可愛い」って言ってな♡


なーんて、流石に夢見がちか?(笑)

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