メイクは武器

紅さすライフを一気見したら、自分の忘れてたメイクへの楽しさ思い出したよって話。




先日、Twitter(もうXだけど)のヲタ垢を開いた所、紅さすライフの予告が流れてきた。


開始1秒で流星に向かって「キスしていい?」という深田を見て
えっっっっっっっ………!?!?!?!?
となり、今までこのドラマを全然見ていなかった為に、速攻Huluで現在に至るまでの話を見たんだが。

いやあ〜面白かったね。
深田が最初全然出ないっていう話は知ってたんだけど、初手の設定から面白くて良かった。
よくあるそこら辺の会社のOLで…ってやつじゃなくて、研究が好きでそれに没頭してる主人公っていうのが好きだし、退職理由がアウトすぎる古臭ジェンダー観なのも現代ならではの設定だよなあって。
まあ流星の役が有名化粧品の息子っていうのはちょっとあるあるな物語設定だなーとは思いつつ、恋愛要素が現状に至るまでそこまで色濃くないからこそ自分的にはするする見れた。
今後の展開が気になりすぎる。


さて、なんでこのnote書いているのかというと、物語を見て、これいいなって思うセリフがあって。それが

「メイクすると強くなる」
「メイクは武装するため」
「僕は自分を強くするためにメイクしてる」

って言葉。
それ聞いた時にそういや私もそんな気持ちで最初メイクしてたなって思い出した。





私がメイク始めたのって確か高一くらいの時だったと思うんだけど、始めた理由が「今の自分から少しでも変わりたかったから」だった。


私元々、中学の時に容姿罵倒されまくって自分自身の容姿に完全に自信無くしてたの。
自分の顔で可愛いとことか、ここは好き!って思えるものがないって思ってた。

それでもってメイクってものに対して、
皆身だしなみ程度になんか塗ったりするだけで、結局「すっぴんと違う〜!」みたいなこと言われている人も元の顔が良いだけだし、自分自身が始めた事でブスなことに変わりはないだろ
って思ってたの

でも、あるインフルエンサーに出会って整形級メイクってものがあることを知って、アイプチとか詐欺級に見せるテクニックとか知って、これ頑張ればわんちゃんいけんじゃね?って思えるようになってきた。
上手くアイプチ出来た時は嬉しかったね〜。活路見いだせた感じというかなんというか。
アイシャドウとか楽しめるかもって分かってウキウキだったのよ。
余談ですけど化粧で1番好きな工程アイシャドウ塗ることです。

初めての化粧品はアイプチだった。(あれ化粧品っていう括りなのかは知らないけど)
周りの同級生が、初コスメで色つきのリップとか買ってさ、「それどこの?」「キャンメの〜」とかって言ってる中、1人テープタイプ絆創膏ノリタイプ皮膜タイプ買い漁ってた。



そこから色々アイテム揃えるようになって、化粧するの楽しくなってたし、メイクした自分のことは可愛いって少しは認められるようにはなってた。
当時は色んな色買ったり色んなアイテム試したり友達とどこのメーカーがいいのか話してたりしてたな〜。
ってのが5年くらい前の話。


今現在は何よりもコスパ重視になっちゃって、お金勿体ないからって毎回同じものしか使ってないし新しい色とか買ってなかったんだよね。
全部茶色とか黒とかにしちゃってて、どう考えても就活か葬式くらいでしか使わんやろ色のラインナップでメイクしてました。


だからこそ、紅さすライフ見た時に最近メイクに対して「楽しい」とか「可愛い」とか思ってないなって気づいて。
推しに使うお金を優先して必要最低限のコスメしか揃えてなかったから楽しさ二の次にしちゃってたんだよね。
見苦しくないか否かくらいの判断基準しか持ち合わせてなかったと思う。

なんかそれ勿体ないなって思って。
テレビの向こうで積極的に眉マスカラを赤にしたりオレンジのリップ使ったりしててさ、毎度毎度代わり映えのない色で生活してんのつまらんなって気づいたし、自分が認める好きな自分にはなれてないなって思ったんだ。

「メイクは自分を強くするため」
って言葉、凄く共感出来た。
私の中でメイクは身嗜みでも可愛くなる為でもなくて、その前の大前提条件である、自分に対してポジティブになれる手段。
自分のことを好きだって思えるためで、自分に自信を持たせる精神的な支えであり、自信をつける装備のようなものだったはずなんだよね。

忘れてたな〜この感覚、って思ったらなんか突然新しいコスメ欲しくなったり誰かのメイク動画見たくなったりして
とりあえず新しい色のラメでも買いに行こうかな〜と思ってる次第です。


可愛いを自分で作って、自分の中の武器にしていくようなこの感じとてもかっこいい。
素敵なドラマに出会ったなと改めて思います。

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