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シャトルバスドライバーは本日も快走中です!!#11

5月31日(金)12:50 「そ~いえば、あの計画は聞かなくなったな~」

 本日は「平日の昼勤務」という「神」勤務の日だ。平日ダイヤは、もともと本数が少ない設定で運行に余裕があり、かつ「平日昼勤務」だけに設けられている、途中で30分以上の「まとまった休憩」があることも嬉しい特典だ。

 この日は、「午前」の勤務が、私の指導員であった「話がおもしろい」Mさんであったため、少し早めの出勤をして、Mさんがよく休憩しているスポットに行ってみると、やはり「いつもとおり」Mさんが休憩していた。

 実は、私はこのパターンで何度かMさんと雑談をしているのだが、現在、私が乗務するシャトルバスの運行ルートである「ショッピングモール⇔駅」についての話題となった時に、Mさんが、ふと、思い出したかのように言った。

「そういえば、最近聞かなくなったけど、以前は近隣の総合病院を経由するルートも計画されていたんだよね」

「駅⇔(総合病院経由)⇔ショッピングモール」のコミュニティバス化計画?意外と多い、平日に走る「送迎」車両

 最近は特に、「バス運転手不足」に伴う、様々な悪影響に関するニュースが数多く報じられている。

私が住む大阪府も

○大阪府富田林市を中心に路線バスを担っていた「金剛バス」の撤退
○大阪市中心部を走る「大阪シティバス」を始めたとした「路線バス会社」各社の減便
○大阪万博の「万博バス運転手」が、未だ100人不足

等、例外なく「深刻な状況」だ。

「大型自動車第2種免許」を持ち、かつ「路線バス乗務経験」のある「現役シャトルバスドライバー」の私は、当然に「時が来れば」打って出たい気持ちはあるのだが、このことは、機会があれば「別の記事」でまとめてみようと思う。

話を戻そう。

 平日に「会社勤め」を20年以上行ってきた私は、会社勤めの間である「平日の街中の様子」については、気にも留めてこなかったのであるが、シャトルバスドライバーである現在、深刻な路線バスの減便が報じられる一方で、「送迎に関する車両」の多さに驚いている。

普段、目に留まるものを挙げてみると

「病院」の送迎
「福祉施設」の送迎
「自動車学校」の送迎
「幼稚園」の送迎
「学校(高校・大学)」の送迎
「塾」の送迎
「スイミングスクール」の送迎

であり、中でも「病院」は断トツで多いように感じている。

 私が乗務するシャトルバスの発着点となっている、ターミナル駅のロータリーでも、その「車に表示されている病院名」を見るだけで「3つの病院」が確認できる。車いす専用車両は「要予約」であろうが、その他の車両は「時刻表」に基づいて運行されているようである。

 Mさんが話したのは、この内の一つの病院を経由する計画の話であった。

「適切な高齢者対策」は生き残りのカギ。点と点をつないで、地域の大切な移動手段へ

 私の乗務するシャトルバスも、平日は「高齢者」のご利用が多い。
 確かに、地域のショッピングモールや病院が独自に走らせている送迎車両の路線を、付近の「公営住宅」等を経由しながら、結んで行けば「高齢者に優しい、地域の大切な移動手段」となるであろう。
 当然、関係する法律、費用負担や事故のリスクなど、簡単な問題ではないと思うのだが、このような計画が、末端シャトルバスドライバーの私の耳に入るだけでも、興味深いことであり、「計画が順調に進んで欲しい」と個人的には思っている。
 残念ながら、私が「その計画側」に携わることはないことは、言うまでもないのだが、万一「今後、シャトルバスは病院を経由するルートになります」となった場合は、喜んで乗務にあたりたいと思っている。

 ただ、本当に、この路線統合が実現されることで「しぇるてんさんは必要なくなりました」とクビを宣告された場合はどうするか?という問題はある。
 その時は、コンパクトシティ化しているであろう「この街」に引っ越しもアリかな?と、考えたりもする。高齢者に優しい街は「魅力的」に映るからだ。
 もちろん、それまでに「行政書士事務所を開業」していなければ、ならない・・・

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