見出し画像

“生娘をシャブ漬け”発言から学ぶ、売上UP思考のダークサイド

こんにちは、川畑です。

お久しぶりの更新ですね🙇

約1ヶ月間も空いてしまいました😅

なぜブログを更新していなかったのかというと、

思いっきり風邪を引いてしまったんですよね😱

3月10日の夜に38.8度の高熱が出て、そこから4日ほど熱が下がりませんでした。

3月16日ぐらいからは微熱がずっと続き、頭がぼーっとしてまともに仕事できない時期が4月まで続きました。

微熱になってからはずっと咳も出続けて、今もまだ咳は治りきってないです。

PCR検査も受けてるんですが、結果は陰性でした。

なので、謎の風邪症状に悩まされ、ブログの執筆は断念していました😥

ですが!今日からブログ活動を再開して、皆さんのお役に立てるような情報をお届けしていきますね😎

今日は、とあるニュースを題材に、「売上UP思考のダークサイド」を深掘りしていきますね。

そのニュースとは、「生娘シャブ漬け戦略」です。

この問題発言をしたのは、吉野家の役員だった伊東正明氏です。

その発言が、参加者のTwitterから拡散され、今日ニュースで大きく取り上げられるまでに至った、とのことです。

伊東氏が入る前の吉野家は、利用客の8割が男性だったので、

「どうにかして女性にも食べて欲しいな〜」

という悩みがあったそうなんですね。

そこで伊東氏がいろいろな施策を打ち、吉野家の売上アップに大きく貢献しました。

なんと伊東氏、吉野家の売上を大幅アップさせたばかりか、

アリエールが超ロングセラーとなっているのも、伊東正明氏の功績なんだそうです。

問題発言をした伊東氏は、実は超優秀な凄腕のマーケターだったのです。

ではなぜ、そんな優秀な人が、こんな問題発言をしたの?

という点です。

伊東氏ほど優秀な人間であれば本来、その言葉を発する前に「いや、この言葉遣いは不適切だから、ちょっとマイルドな言い方に留めておこう」という考えになりそうなものだと思うんですよね。

ところが伊東氏は、その早稲田大学の講義では、その考えまで及ばなかったようですね。

きっと、その解答として浮かぶものの1つに

「そりゃー頭は良かったんだろうけど、中身がクズだったんだよ。」

と思う方もいらっしゃるかもしれません。

僕はその考え方を否定するつもりはないですし、伊東正明氏の失言をかばう気も一切ありません。

(というか、そもそもこのニュースで初めて伊東正明氏の存在を知ったくらいです。なので今回は、伊東氏の人間性に触れるつもりもありません。)

ただ、僕がここで言いたいのは、

なぜこれほど超優秀なはずの伊東正明氏が、こんな問題発言をするに至ったのか?

という、原因の部分なんですね。

ちなみにこの話、決して他人事ではありません。

なぜなら、売上アップを追い求めれば追い求めるほど、

僕たちも、伊東氏のような問題発言をポロッとしてしまうような人間性になってしまう危険性があるからです。

どういうことか。

マーケティングを勉強したことがある人なら、よく使うビジネス用語がありますよね。

例えば、

  • ターゲット

  • ストラテジー

  • キャンペーン

などなど…。

これらは全て、元々は軍事用語なんですよね。

実はビジネス用語は、戦争で使われる言葉がたくさんあるのです。

ターゲットは、標的という意味があります。

よく映画やアニメなんかでも、スナイパーがスコープ越しに、敵兵に狙いを定めた時に

「ターゲットを確認」

なんてセリフがあったりしますよね。

あれ、言い換えれば

「殺す相手を確認しました」

みたいな意味じゃないですか。

僕たちが当たり前に使ってる、「ターゲット設定」という言葉も、もともとは恐ろしい意味合いで使われていたんですよね。

だからなんなの?

今回の伊東氏の「生娘シャブ漬け戦略」と、関係なくない?

と思うかもしれません。

でも、そんなことはありません。

ちょっとここから戦争を例に話を進めていきますね。

(ここから過激な表現を使いますので、苦手な方はここから先は読まないでくださいね。)

当然僕たちにとっては、人殺しはいけないことですよね。

もし仮にですよ?1人でも間違って殺してしまったら、おそらく一生その罪悪感に苦しめられることになると思います。

本来であれば、それが正常な感覚のはず。

でも戦争に出る兵士にとっては、敵兵を撃つことが「正義」となるそうです。

なぜなら、兵士にとって敵兵を討ち滅ぼすことが、母国、そして家族の平和を守る行為なのですから。

もしこの時に、正常な感覚を持ち続けていたら、間違いなく精神的にやられてしまいますよね。

でも、彼ら兵士が戦場で戦い続けられるのは、そういった僕たちにとって正常と思っている感覚が、麻痺しているからです。

そして、中には民間人を撃つことを、ゲーム感覚のように楽しんでいる兵士もいるのだとか…。

ゲーム感覚のようにその行いを楽しむ人間には、死んでもなりたくないです。

ただ、このように人は、環境が変われば、今までだったら絶対にやらなかった行いですらも、だんだん感覚が麻痺していき、成れの果てではそれをゲームみたいに楽しんでしまうんですよね。

さて、少し話を戻します。

売上アップを狙うということは、言い換えれば「どうやって自分の商品を買ってもらうか」ということでもありますよね。

売上アップをずーーーっと考えていると、だんだん「人を動かすには」という思考になっていきます。

でも、この文脈で使う“人”という言葉には、だんだん「相手は私と同じ人間なんだ」という、尊重の気持ちが薄まってしまいます。

どちらかというと、まるでゲームを攻略するような感覚で、「いかに上手くやってお金にするか」みたいな言葉遣い、考え方に、寄っていってしまいます。

僕は実際に海外ツールを駆使したマーケティングを得意としていますが、

海外ツールの機能に詳しくなればなるほど、海外ツール開発者の「いかにして目の前の顧客、見込み客から、一滴残らず搾り取ってやるか」という貪欲さが垣間見えてきます。

見込み客、顧客に対する尊重の気持ちを忘れ、戦争で使用されていた言葉をずっと使い続けていると、いつか必ず感覚は麻痺します。

たくさんの人に商品を買っていただくことが、ただお金が発生するゲームとしか、思わなくなってしまうんですね。

敏腕マーケターの伊東正明氏は、25年以上ずーーーーーっとマーケティングのことばかりやってきたから、

きっと人を尊重する気持ちが、およそ感じられない言葉遣いを、早稲田大学の講義でしてしまったと思うんですよね。

一次が万事です。

きっと、すごく優秀な伊東正明氏でも、まさか早稲田大学の一講義から、日本中のニュースになるとは、思っていなかったと思います。

これは彼が普段から言葉遣いに気をつけたかった結果なんだろうなと、推測しています。(実際に人間性がどうだったかは知りません。)

だからあなたにも、本当に気をつけていただきたい。

マーケティングの技術を学べば学ぶほど、元々は軍事用語だった言葉だったり、そこから派生した言葉遣い、感覚をインストールすることにもなります。(特にアメリカ系のやり方は、その傾向が強いように感じます。)

なので、ビジネスを学び、実践するときは、なるべく自分が使うビジネス用語は最小限に抑える意識を持っておかないと、知らず知らずのうちに、伊東氏のように人への尊重を忘れた言葉遣いが、染みついてしまうことになりますから。

僕もこのニュースを知った時に、今のうちから本当に気をつけなくちゃと思いました。

というわけで、今回は以上です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました😊

川畑



「週4時間だけ働く」が実現する方法

『週4時間だけ働く』が叶う
売上の自動化を実現する方法を
今だけ無料オンラインセミナーで
公開しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?