見出し画像

恋人と別れた後友達に戻れる?

学生時代に付き合っていた彼とはインスタが繋がっていたのだけど、別れた後に彼にフォローを外されたと私が勘違いしてしまって、私も彼のアカウントのフォローを解除した。
後からそれは勘違いだったってことに気づいたんだけど、彼が私にフォローを外されたことを知ってか、ブロックされて今では彼のアカウントが見れません(笑)


共通の友達がいるので、友達のストーリーに彼がタグ付けされているのを見ると今何してるのかなあと気になるけど、友達に戻る以前に現段階では知り合いにもなれていない。


でも彼との恋愛は楽しい思い出ばかりが残っていて、しっかり愛された記憶があって、別れたすぐ後は自分から振ったくせに落ち込んだりもしたけど、今では全く未練はなく、また彼に会いたいとも特に思わない。
ただ元気でいて欲しいなあと願うだけだ。


私は基本的に別れた後、友達に戻れるタイプだと思っているのだけど、戻れる人は少数派なのかな?

私はなんか、せっかく知り合えてお互いの良いところも知っているのに、金輪際もう会わないなんて勿体ない!みたいなことを思ってしまうタイプで、できることなら別れた後も知り合っていたいと思う。
仲良しじゃなくても良いけど、何かで会う機会があった時に気まずいような関係にはなりたくない。
普通に連絡や会話が出来て、お互いの幸せを願える関係でありたい。


これは私が恋愛に発展する時共通の知り合いがいるパターンしかないからかな。
例えば今はアプリで知り合って恋人同士になることがすごく増えたと思うけど、そういう場合は彼と同じコミュニティにいたわけではないから別れた後彼と再会することもほとんどないだろうし、友達の話に出てくることもないから関係はそれっきりかも。


ずっとそういうスタンスでいたのだけど最近は、別れた恋人と友達には戻れないかもしれないという気持ちも芽生えた。


一個前に付き合っていた彼は、私が生涯で最も好きになった人であろう。
この先彼を超える人には出会えないかもと思うし、どんな人と恋に落ちても、あんなにも切なくて苦しい恋はないだろうと思う。


別れ話の時、「嫌いになったわけじゃないから。」なんて彼の言葉を鵜呑みにして、ヨリを戻す未来を願ってしまった私はしばらくの間彼の呪縛から逃れられなかった。


だから新しい恋をするまで彼の存在は私の中に居続けた。
実際のところ私は未練たらたらで、3年後くらいに再会してまたやり直せないかなあなんてことを割と本気で願っていた時期もある。


彼と別れてから1年後くらいに友達の結婚式で再会し、連絡を取り合うようになった。
頻繁には連絡しないけど、時々連絡するみたいな関係が1年くらい続いた。


そんな感じでこのまま仲良しの友達になれたらそれも良いななんて思っていた。


彼の中にも私がいるようだった。


ある日夜中に彼から着信が入ってた。
正直夜中に電話をするほどの関係に戻ったつもりはなかったし、まさかかかってくるとも思ってなかった。
この時の私は彼を諦めたいという気持ちと、もしかしてという気持ちが混ざり合ってその着信にものすごく揺れた。



彼とは良い恋愛じゃなかった。
私は彼に嫌われたくなくて良い彼女になりたくて、なれない自分とのギャップにすごく苦しんだ。

彼も良い彼氏ではなかった。
愛情表現をしないタイプだったし、私はいつも不安だった。


だから時間と共にまた彼と復縁したとしても私は幸せになれないだろうって気持ちが強くなってた。


彼が私が寝ている時間に電話をかけて、その後メッセージも残さないような自分勝手で、こちらからのアクションを待っている態度、昔から何も変わってない。
私は彼女じゃないし、マブダチでもない。
ただの友達なら「電話できる?」ってかける前に連絡をいれるし、ほとんどの人が寝ているような時間にはかけない。
仮にかけて出なかったのなら、「遅い時間ごめん!」とか「また連絡する!」とか何か送るんじゃない?

それが私のカルチャーだから。


でも連絡を取り合ったことで、彼の中の私の存在は大きくなったらしかった。
付き合ってた時には言ってくれなかったような褒め言葉をくれるようになって私は戸惑っていたし、出られない時間の着信にもうんざりだった。


私は友達として仲良くなりたかったけれど、
彼は私のこと友達とは思ってないみたいだ。


最終的に私は自分の心にケリをつけた。


忘年会シーズンで、彼が共通の友達と飲んでいる時に連絡をくれて別れた日以来にビデオ通話をした。
共通の友達とも2.3年ぶりの電話だったので私はとっても嬉しかった。
彼は電話で私に「可愛い」と言って、酔っ払いは明らかにデレデレしていた。


もう一度言う。
付き合ってる時そんなこと言ってくれなかったんだよ?
彼に「好き」や「可愛い」なんて言われた記憶ほぼないんだから。



私はその姿を愛しいなんて思えなかった。
私の中の愛はとっくに消えてた。
彼とは友達に戻れない。
仕方のないことだ。


ずっとずっと欲しかったその言葉は今の私には全く響かなくて、そのことがとても悲しかった。
愛しい愛しい思い出をこんな記憶で塗り替えたくはなかった。


彼と付き合ってる時、友達からずっと不思議がられてた。「好き」も「可愛い」も言ってくれないような男のどこが好きなの?って。
彼は私にとってとても魅力的な存在なの。
それ以外、なんて説明したらいいかわからない。


恋愛の思い出なんてものは、心に自分一人で密かに秘めているのが良いのかもしれない。
再会してまた燃え上がるなんてことは奇跡で、そんな奇跡は中々起こらない。
自分の感情も含めて。


あの人を好きだったあの時間、時々思い出すくらいがちょうどいいんだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?