12/20 食事という行為が苦手だ

誰もが持っている三大欲求。私は睡眠が断トツ1位。パーセンテージにすると食欲性欲も全くないことはないから5%ずつで、残りの90%は全部睡眠欲、そのくらい睡眠欲しかない。

平日は日付変わる前に眠ることを目標にし、疲労を感じると10時半目処で寝る準備を始める。休日は昼まで寝ていることもある。朝から活動する日が続くと意図的に午前中に予定を入れない日を作るなど、とにかく眠ることに熱を注ぐ。夜行バスでも寝られる。それでも夜行バスには乗りたくない。睡眠が大事だから。



私は元々割と少食なタイプである。こういうこと言うと女の子ぶって〜みたいに思われるのかなと変に気にして10代の頃はあまり言えなかったけど、私はかなり少食で、1人前が限界、なんなら1人前すら辛いこともある。

というか早く食べることが苦手だ。普段人と食事をとると、相手が食べ終わった時に私はまだ半分しか食べられてなかったりする。食べているうちに食べるという行為に疲れて食べられなくなってくる。

小学校の頃、給食の時間に食べ切れなかったご飯を皆が掃除している間に食べさせられたときのことは今でも忘れられない。掃除の為に机を後ろまで下げ窮屈な中、同じ場所を掃除する子に迷惑をかけながら必死に食べた。食べられなくて涙を流したり、必死に食べて吐き戻してしまったこともあった。今の小学校では流石に許されなさそうだけど、当時はどれだけ体調が悪くてもお残しは許しまへんで〜が当たり前だったから。当然"給食"は嫌いになります。

そこから10年、去年突然ご飯が食べられなくなった。夏場のコンサート帰り、遠征先のホテルに戻る前にご飯を買っていくのを忘れて面倒だから夜抜いちゃえ〜ってそのまま寝たことがきっかけで、翌日からご飯が食べられなくなった。友達と注文した料理が目の前に運ばれてきた瞬間に吐き気を覚えた。空腹による気持ち悪さと吐いてしまうかもしれないという恐怖でどんどん体調が悪化していき、コンサート迄の時間別行動しようかと提案しそうになった。そこから家での晩御飯は多少食べられるけど外食では数口しか食べられない状況が3ヶ月程続いた。

ご飯が食べられないことが悩みって痩せられない人からしたら嫌味のように聞こえるのかな?でも、お腹すいているのにご飯が食べられない、せっかく楽しみにしていたお店に来て注文したのに口の前に持っていくと突然気持ち悪くなって一切食べ物を受け付けなくなる、そしてそれを残さざるを得なくなる、それって本当に苦しくて苦しくて。"目の前にある料理を残す"という行為には罪悪感がある。きっと日本中の誰もが幼少期から「自分の分は完食すること」と教えられていて、それが当たり前に存在するマナーでありルールであるからだ。特に誰かとご飯を食べに行った時、そんなマナー違反を受け付けない人ももちろんいるだろうし、それがすごく不安であまり人とご飯を食べに行けなくなった。

1人や家族との食事だったらまだマシだ。でも"まだマシ"程度で、殆どの場合で完食することは難しかった。3口しか食べられないとか満腹じゃないのに食べ物を目の前にすると吐き気に襲われるとか、そのレベルではないというだけの話。残す量の話。

友人同士だったらまだなんとかなる。友達には申し訳ないけど軽めのお店を提案したり、ランチタイムを外してケーキにしてもらったり。ケーキさえも無理そうな日はさらに申し訳ないけど自分はドリンクしか頼まなかったり。色々と調整がきく。今日はケーキすらも食べ切れないかもしれないからドリンクのみにするねと伝えたら「残った分は私が食べるから頼みたいもの頼みなよ!」と優しい声をかけてくれる友達もいて、そのときには完食できた。

だが上司に連れて行ってもらうご飯ではそんなことは出来ない。連れて行ってもらったお店のメニューから1番軽そうなものを選ぶも食べ切れるか不安になり食事どころではなくなる。(今度忘年会ある、どうしよう)

1人よりも誰かとの方が、一緒に食事する相手との距離(仲の良さ)は遠いほど症状は深刻。さらに緊張する場面(コンサート前やよく知らない人との食事)はNG。食べきれるかどうか、食べきれなかったらどうなるのかという不安が大きいほど体が食事を受け付けなくなる。残しても大丈夫な雰囲気があるほど残さなくて済むし、残すも何もない居酒屋で分けながら何品も頼んでいく方式の方が気楽である。

せっかく作ってもらったご飯を数口しか食べられずに残してしまった経験から、とにかく残すことへの罪悪感と、残したらどう思われるかという不安感があり負のループに陥っていた。(ネットで検索したら、この"残す"ことへの罪悪感は私のように学校給食の完食指導による弊害と出てきた。確かに納得できる。教育が行き届いている証拠ではあるが、大人になってもこういった負のループを抱えて食事が出来なくなる人が出てくるような手段で行う必要はあるのかな。)

この症状があと1ヶ月続いたら病院に行こうと本気で考えていたところでやっと友達とのご飯を1人前完食することができた。すごく嬉しかったことを覚えている。それほどに悩んでいた。この時期のことは当時一緒にご飯行った友達何人かに全然食べられなかった時期あったよねー!と言われるくらい食べられなかった。

これは会食恐怖症、外食恐怖症と言うらしい。診断されたわけじゃないから分からないけど。悩んでいた時に他の人にもこういうことあるんだって思うと安心出来た。

そのあともちょくちょく食べられなくなることはあったけど、自分なりに対策を編み出して少しずつ少しずつ以前の量を取り戻している。あいかわらずスピードは遅いし食事を好きだとは思わないけど。


それが最近食欲がスパークしている!
1回美味しいものを食べると連鎖していく。この美味しいものって前も記事で書いたコンビニ飯だったりするんだけど。最近はお昼も菓子パンじゃなくてお弁当やパスタを食べるようになった。あとはフェスと大阪旅行。とにかくたくさん食べた。食べられた。最近は食を楽しみに、お昼何食べようかな〜週末何食べようかな〜と考えながら生活している。

突然ご飯が食べられなくなった時から1年半弱、やっとここまで来れた✌︎取り戻すのに1年以上かかったとも言えるかもしれない。元々食に興味がある人じゃないからというのもあるのかもしれないけど。やはり3食しっかり食べること、栄養バランスを考えた食事は大切である。

フェス飯❣️
ラーメンとジンジャーハイ
プレッツェルとクリームソーダ

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