12/22 あふれだす

好きなバンドが無期限の活動休止をするらしい。

こういうことは最近よくある。今年だけでも何バンドも好きなバンドがいなくなっている。それだけ月日が経っているというだけのこと。

なんだけどねぇ。

どうにも悲しくて、悔しくて。

病気で活動休止をしたバンドもいる。病気になった理由は置いておいて、その事実はもうどうしようもない。ゆっくり治して戻ってきて欲しい。

でも大半のバンドが活動休止をする理由は将来のことを考えた結果の話である。目標達成出来なかっただとか進んでいくビジョンが見えないだとか。音楽を諦めてしまう人もいる。

それって本当に悲しい。

いつかとあるバンドマンが自身のバンドを解散するときに言っていた。「解散発表は多くの人に拡散されて反響が大きかった。その前からこの声があったらこういう結果にはならなかったかもしれない。」

私の書き方の問題で他責的と捉えられるのかもしれないけれど、これを見て本当にその通りだなと思った。私もこのバンドを普段から応援するような声をあげてはいなかったけど解散発表のツイートをRTし、悲しんだ人のうちの1人だからだ。

好きなバンドがどうにかなってしまう時、あの時こうしてたらとか色んな後悔が生まれる。それが無駄な時間であり、ただの冷やかしに過ぎないことも分かっている。分かっているけど思ってしまう。

いつだって日本中のどこかで音を鳴らしてくれていた。いつまでも同じように音を鳴らし続けてくれると思っていた。変わらないものなんてないって分かっているけど、変わらないと思って縋っていたい。

解散ではなく活動休止。だけど実質解散のようなものなのかなと感じている。彼らの後輩のバンドがそうだ。いつか戻ってくることを信じて送り出したものの、後々本人の口から戻ってくる気はないことを告げられた。そういうこともあるって分かっている。分かってるけど信じるしか無かった部分に縋らせてもらうことすら許されないことが酷く悲しくて、活動休止を告げられた時や最後にライブを見た時よりも悲しかった。

それでも時間が経つと慣れてしまうんだよね。存在しないことが当たり前になっていく。今でも曲は聞く。もう一生行けないライブに思いを馳せることは少なくなってきた。それも悲しい。

ついこの間も好きなバンドが2つ立て続けに終わってしまった。だんだんと慣れていくんだろうな。

なんだかとっちらかってしまったけど、どういうことかあんまり分かっていないし分かりたくない部分もあるからこうなってしまうよね。

ばいばい、今はね
幸せでありますように

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