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withコロナ時代を生き抜く3つの処方箋【3】正直になる(前編)

時代が大きく揺れ続けている今、私たちも決して小さくはない不安の中にいます。
そこで、未知の時代を生きるために役立つと思われる、3つのポイントをまとめました。
今回はその③〈正直になる〉の前編です。


“自分探し”のアップデート版は〈正直になる〉
すぐそこにあるwithコロナ時代は新しいチャンスの時、との説に呼応する人々の間では、「本来の自分を取り戻そう!」の気運が日に日に高まっているようです。
ひと頃流行った“自分探し”は、“ブレない自分軸”をひたすら模索する一人旅、的なガチ色が強い印象でしたが、人間そうそうブレずにいられるものでもなかったりします。

今日的には、「スジは通すけど、たまにはかすかにブレるかな」程度にナチュラルテイストなほうが、好感度が高めです。つまり、いま大事なのはブレる/ブレないではなく、自分自身の本音に従って正直に生きる、“しなやかな自分軸”へのシフトなのです。


ポンコツでもいい、たくましく育てたい“自分軸”
和を尊ぶ日本社会は、自分軸で好きに生きたい人には異常に冷たいこともあり、礼節をわきまえた常識人ほど、心のままに生きることが苦手です。
死んだ魚のような目をして日々を過ごし、「所詮、現実ってのはこんなもんなんだよ」という謎のささやきに支配されてきたのではないでしょうか。

心からやりたいことがあるのに、周りの反応が怖い、恥ずかしい、あるいは出来っこないと言われたからと、一歩が踏み出せず諦めてしまう……ちょっと待って、それって全て他人からの“洗脳デフォ”で、自分軸がどこにも見当たらないではないですか。

みっともなくても、笑われても、最初は誰でもそんなもの。長年温めた夢だろうが、今朝の思いつきだろうが同じことです。
「楽しく生きてはいけない」なんて言ったのは誰? 出来るかどうかは、そいつが決めることじゃない。ムリだと一笑されたなら、根拠を示せと食い下がれ。たとえ1パーセントだろうと、可能性があるなら信じてそこに賭けようよ。不細工でも不器用でも、意外と誰も見ちゃいないから大丈夫です(それもどうなのって話は置いといて)。


自分軸レースの障害物対策
自分軸で生きると決めた人が注意すべきは、後編でも触れる、“他人軸”で生きている人です。
他人軸さんの多くは、自分軸さんの夢を全力で潰しにかかってきます。彼らがそこまで躍起になるのは、伝統的な世間のテンプレにはまらないものが許せない、という気持ちが、ことのほか強いからと考えられます。
他人のすることにクチバシを容れずにいられない人、婉曲に言えなお節介な人はいつの時代にもいるものですが、相手の幸福の決定権を侵害していることに気づいていない点で実に厄介です。

でも大丈夫。彼らの尊大で居丈高なふるまいは、中身の無さや恐れを見せまいと必死なだけだから。裏側の突っかい棒でやっと立ってる等身大写真パネルみたいなものだと思えば、横からどんなにヘンな圧をかけてこようが屈する必要などどこにも無いと分かります。

自分軸さんは、「そうか、世の中には変化や逸脱をキョクドに恐れる人が、一定数いるというのは本当なんだな」と、まずは気楽に認識することが大切です。
そしてその上で他人軸さんを冷静に観察すると、だいたい同じパターンが見えてきます。出所不明の伝聞、受け売りの主張、使い古されたキャッチフレーズ、昭和な価値観丸写しのベタなセリフ……もう、笑うしかありません。そう、自分軸さんから見れば、他人軸さんのズレまくり方は滑稽すぎて、笑うしかなくなるのです。

自分軸さんの前途は、まれには予想外にハードなオフロードレースになる場合もありますが、冒険の旅に障害はつきもの。さびしがり屋の他人軸さんが仕掛けてくる巧妙なトラップの数々も、旅に味わいを添えるスパイスだと割り切ればよろしい。そうそう、後でその旅の顛末をnoteで紹介するって手もありですね。
ともあれ、あの時これを選んで良かったと、正直に思える人生を築いていきたいものです。
(③-後編に続く)

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