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畑しごと#01 摘果したトマトは食べられるの?食べちゃダメなの?

トマトの摘果をしました

摘果されたももたろうトマト

みんなの農園で育てている大玉トマトを1段3〜4果になるよう摘果しました。農作業初心者としては、摘果したり整枝したりする作業は、「ああ、こんなに育っているのにもったいない」となかなか思い切れないものです。

多様性を認め合うこの時代に、摘果とかわき芽かきとか害虫駆除とか、認めていいのでしょうか。とか1ミクロンも思っていません。どんどんやって、作物にとって良い環境をつくりたいです。おいしい作物が食べたい、管理を楽にしたい。

とはいえ、もったいないものはもったいない。土地と管理時間が許すのであれば、わき芽を植えて育てたいし、摘果した実も無駄にしたくない。で、摘果した実、食べられるのかなと思ったところ「漬物にして食べられる」という噂を聞いたので試したいと思いました。

私の結論「摘果したトマトは食べてはダメ」

カットされた摘果トマト

どうやら、トマトの未熟果実には、トマチンというものが含まれているそうです。ジャガイモの芽の中に含まれるソラニンと似た構造をもつアルカロイド配糖体だそうです。ただ、そんなに毒は強くなく、大量に食べない限り命に危険はないそう。

<参考文献>
トマチン(トマトの(青い)未熟果実には毒性のあるトマチンが含まれている)
トマト植物体の成分・効用について
未熟なトマトにご用心! 植物学者が中毒したお話

どんな味かは知っておきたかったので、小さく切って食べてみました。酸っぱくなく、そんなに青臭くもなく、奥歯で噛んだら苦かったので、吐き出して口をすすぎました。苦いが標準装備でないものは、苦かったらペーです。味覚は信じた方がいい。

同時に面白い情報も目にしました。以下です。
未熟トマト成分の抗うつ効果を発見! (金沢大学のプレスリリースより)」
毒にも薬にもなるとのことで、摘果トマトがもったいないと思う心は、この研究によって解消が期待されます。

あえて毒を食べる必要は現状ないので、私は食べないことにしました。

note書いた感想(3日目)

これで3日坊主と自分を呼べるレベルになりました。自然の中にいるとネタには困らない。虫のこと、タネ団子のことも書かねば。

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