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マクドナルド日記

疲れた時は良質な食事で回復を図らねばならないが、マックに足を運びがちである。

レジにて、チーズバーガー3つとポテトを頼む。1万円札を出すと、レジの男の子が9000円をゆっくーりと取り出したあと、お札を持ってレジ周りをウロウロし始める。ベテランのクルーが「レジを空けたらダメだよ」と注意する。もう片方のレジでは、何人かいる子どもの保険証を代わるがわる取り出して、子どもが今月誕生日であることを証明しようと躍起になるヤンママの対応に追われていた。ヤンママは髪が明るいアッシュグレーだったため、白髪と勘違いし、最初はおばあちゃんなのかと思っていた。「子どもが〜」と言い出し、えっ、あなたの子供!?と驚いて顔を見たら若い人だった(ごめんよ)。誕生日の子どもにはプチパンケーキがプレゼントされるのだが(そんな制度あるなんて知らなかった)、今年の7月でその制度は終わっていた(もちろん知らなかった)。そんなに欲しかったんですか、プチパンケーキ。

レジ男子が不慣れなため、普段手渡される「席でお待ちください」の札を渡されることもない。仕方なくキッチンの様子を見ながら待つ。私のチーズバーガーと思われるものは即出来上がっていたが、しばらく放置されている。お渡しが間に合っていない。レジ男子がまた9000円を持ってうろついている。ベテランクルーが注意する。恐ろしい速さで紙袋に入れられていくドリンク、ドリンク、ドリンク。

渡されたバーガーを持って席へ上がる。学生が沸いている。ここは注文していなくとも店員が見回りに来ないマックなのだ。おおらかなのか、治安が悪いのかとんと分からぬ。複数の若い人がパソコンで作業している。肩越しに作業内容見えちゃいますよ。コンプライアンスって知ってますか。

Instagramを開いて、キャッキャしている投稿が目に入りそっと閉じる。もう100年くらい見なくてもいいか、と思う。noteを開いて好きな書き手を適当に巡回しながら食べる。日記を読むと、書き手たちは健康スープや野菜を毎日食べている。ジャンクフードを食べている自分に罪悪感が芽生え、そうだマック日記書こう、と今に至る。

食べ終わったのでおしまい。帰ります。

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