宮沢賢治みたいに
首から帳面をぶらさげたい
言葉があふれ、目の端からこぼれ落ちるので
首から帳面をぶらさげたい
賢治みたいに
帳面にはパンチで一つ穴を空けて
麻の紐を通して、鉛筆も添えて
首からぶらさげる
こぼれそうな言葉たちを
帳面をぱっと開いて
うけとめてやるんだ
たまに地面にこぼれても、
そこからびっくりする芽が生えて
わたしの目線まで伸びてきて
挨拶してくるんだ
わたしは、あのときの言葉ですよって
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