人間ドックに行って改めて思う丁寧な説明の大切さ

先日、人間ドックに行ってきました。身長体重、視力聴力、血圧に血液検査…色々と自分の健康チェックをしてきました。結果はまだ少し先になりますが…

各検査工程を進みながら、医療スタッフの方々の説明を聞いてて、ふと思います。すごく丁寧に説明されるよな、と。

あちらの黒い背もたれの"ある"椅子にお掛けください
あちらの丸い背もたれの"ない"椅子にお掛けください
"スリッパのまま"台にお乗りください
"お腹の向き"を右に向けてください

当たり前のように聞き流してしまいそうですが、でもよくよく考えると私が迷わないように的確に対象の特徴や目印をしっかり添えていることが分かります。きっと、誰が聞いても大抵の人は迷わず進むことができるでしょう。

こうした配慮って研修を実施する上でも重要で、参加者の知識レベルって皆同じではありません。人によってバラバラだったり、大きく差が開いていたりもします。

しかし、研修慣れしてしまった講師はいつも通りにこれまで通りに説明をしたり専門用語を使ったりと、参加者の理解度を考えずに研修を進めてしまうことがあるのです。よほど事前に知識レベルを測れているような場合でない限り、そうしたやり方は良くないでしょう。

特に、一度に大人数の前で話すセミナー形式では、一番理解度が低いと想定される参加者をイメージして、構成を考えるべきです。

ぜひ、自分の研修コンテンツを見直す際には意識してみてください。

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