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総合商社の男に気づかされた私の価値

彼とは友達の紹介の合コンで知り合った。

総合商社とだけあって合コン慣れをしていると感じた。

お店選びからお会計2次会の手配まで完璧だった。

また、彼は出身大学も高学歴で学生時代に残してきた功績も極めて優秀。

身につけているものも高価なものだとわかる。

仕事もできそうだし、将来安泰の好物件なのは容易にわかった。

しかし、それと同時に彼らの目に移る私は

ワンナイトの相手に過ぎない

ことも容易に分かった。

大手総合商社というブランドに群がる女性は多い。

その女性の中には、CAやモデル、女子アナまでいるそうだ。

そんな選り好みのできる状況下で、上昇志向の強い彼らは

自分と交際する女性にも相当なスペックや外見を求めるだろう。

対して、私はスタイルもよくなければクラスの中の上といった外見。

いわば、普通の男性受けはいいが、

彼らのように常に周りに素敵な女性が集まる中では、

どうでもいい存在になってしまう。

合コン後日のお誘いも飲みの誘いのみで

連絡も頻繁ではない。

つまり、

彼にとって私は

私の実情を知りたいとは思っていない

簡単に呼び出して抱ければいいかな

という具合だ。

それを彼との出会いによって気づかされた。

好条件の男を求めるのであれば

自分自身も常に自分磨きを怠ってはならないということを

改めて感じさせられ、とても刺激になった。

いつかは、そんな好条件の彼らに自ら求められる女性になりたいものだ。






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