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【加筆・修正ver】杉藤 俊雄 は××したい_24_中学生編 02

 後姿が美人で、可愛い、大和撫子……。

 深夜。ベッドの中で僕は悶えた。なんだか大きな光に抱きしめられた戸惑いと喜び。僕は僕を構成すべてが醜いと思っていた。つま先からてっぺんまで、自分で見ることのできない、脳みそから臓腑まで。外見も男のくせに、ちびでひ弱で見苦しい存在だと思い込んでいた。

 ベッドの中で、早瀬くんの言葉を反芻する僕は、思いがけないキーワードに頭を悩ませていた。男らしくないと卑屈と自嘲があった分、いつの間にか備わっていた、女性的な清楚な魅力に体の芯が不安定な状態になる。

 僕が女の子だったら、この身体はもっと滑らかな曲線を描いて、肌も陶器のように艶やかで、この手も、母さんみたいにしっとりと柔らかいのだろうか。

 手をぐーぱーして、母と最後に手繋いだ光景を思い出す。柔らかでしっとりとした手だ。あの時は爪を短く切って、僕の小さな手を優しくくるんでくれた。
 それに比べて、と、長奈村の農作業でごつごつとした自分の手を見た。何度も皮がむけて血豆を潰して、どんな過酷な環境でも対応できるように、分厚く頑丈に大きくなった手だ。

 僕はまじまじと自分の手を見て気づいた。

 あ。爪の色、ピンクだ。

 これは当たり前のことだ。だけど、僕の中でずっと自分の爪の色は、汚物のような茶色だと思っていた。そんな認識だった。

 僕の中にも、まだキレイな部分がある。それを見つけたことで、胸がドキドキと高鳴って、全身が心臓のように脈打つ錯覚を覚えた。

 どきどきと脈を打つ。早瀬はあっさりと下心があるとバラシて、僕と友達になりたいと行ってきた。

 彼と友達になったら、僕はどうなるのだろう。
 想像が出来ないけど、今までにはない、明るい刺激が満ちて良そうな気がする。そんな予感がする。

 だけど、と、浮かれる僕の頭に、早瀬くんの匂いが再生させた。
 冷たくて、死を連想させる冷たい土の匂い。
 彼の家が、ヤクザであることと関係があるのだろうか。

 僕は上体を起こして、早瀬くんの部屋の方を見る。早瀬くんの部屋は、僕の部屋の斜向《はすむ》かいだった。だから、僕の姿をよく見かけていたと話していた。

 寮はワンフロア中、六部屋に割り当てられている。奥に階段とトイレがある廊下を挟んで、三つの部屋が並んでいる配置だ。
 本来なら風紀の問題で、同フロアで同じ学年が固まらないように配慮されているのだが、杉藤家の力が働いているのか、みんな僕と同じ三階のフロアで、大川くんと五代くんを間に挟み、向こう隣りが園生くんの部屋になっているのだ。
 残りの一部屋は空き室だ。位置的に階段から一番離れている上に、すぐ近くに共用のゴミの収取場と洗濯機があるせいで、あまり人気がないらしい。

 早瀬くんが僕の部屋と近いのは、杉藤家が早瀬くん自身を指名したからなのか、それとも同じ学年で固めた方が僕を守りやすいという杉藤家の配慮か、それとも、本当に偶然なのだろうか。考えれば考えるほどキリがない。

 オカズにしたいって言うけど、つまりそれって……。

「……」

 ぎゅーと胸が痛くなる。全身が熱くなって、頭がおかしくなりそうだ。
 全身の血がざわざわと音を立てて、下半身が熱を持った時、頭の中でバチンと音を立てて、赤く弾ける感覚があった。

 僕は、僕は……。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 黒い雪崩のように、過去がなだれ込んでいく。
 頭の中で、忘れようと蓋をした嫌な記憶が、浮かれる僕を嘲笑う。

『君の能力は知識とセンスに依存している部分がある。知識を増やせば、匂いを媒介に心を読む能力と、革新的ともいえる記憶力は格段に精度を増すだろう』

 葉山はそう言って、僕に様々な知識を与えた。
 けど、一年を過ぎたあたりから、次第にエスカレートして性的な部分にまで触手を伸ばし始めた。

 痛み・感覚・記憶。五感を一度に複数刺激させることで、記憶と知識が通常よりも補強されるという理論。
 想像を働かせて知識を定着させるには、それが効率的だと葉山は考えていた。

 例えば色見本を見せて、

「その色を覚えろ」

 と言われたら、その色を見ながら《視覚》
 その色の名前を声を出して読み《聴覚》
 ジュースを飲んで《味覚・触覚》
 そのジュースの匂いを嗅ぐ《嗅覚》

 これはまだ、生易しい方だった。

『なるほど、君はちゃんと男の子だったようだね』

 暴かれる。蹂躙されて、僕の体が僕ではなくなる。
 のばされた手が僕のをしごいて、赤い果実が顔を出した時、心臓が口から出るほど苦しくて悔しかった。

『ほら、今日の相手だ。ちゃんと同意してくれたから、安心してくれ』

 なにが安心なのか、僕には理解できない。したくもない。

 強制的に焚きつけられた情欲に身を任せて、葉山が用意した職員の女性を犯した時、取り返しのつかないことをした後悔と、僕の中で何かが壊れた音がした。

『そうそう、そうやってリズミカルに腰を振るんだ。それで、今覚えた英文を復唱して……』

 狂っている。結合部がねちゃねちゃと音を立てながら、僕は葉山に命じるまま英文を復唱する。

『Throw the first stone among you who has never sinned』
――貴方がたの中で、罪を犯したことのない者が、最初の石を投げなさい。

『Always be happy. Pray constantly. Thank you for everything』
――いつも喜び、絶えず祈り、すべてにおいて感謝しなさい。

『Ask, farewell, not given. Ask, Farewell, Mr. Find. Hit the gate and farewell』
――求めよ。ならば与えられん。尋ねよ。ならば見出さん。門を叩け、ならば開かれん。

Eli, Eli, Lema Sabachthani?《エリ・エリ・レマ・サバクタニ》
――神よ、なぜ私を見捨てたのですか?

 助けて、怖い、キモチイイ、嫌だ、モットオカシタイ、やめて、ナカニタクサンダシテハラマセタイ。

 天国の扉を叩くよりも早く、地獄の門が僕の前に口をあける。
 それは多分、女のあそこの形をしている。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 僕は葉山に逆らえない。好奇心と恐怖と怒りと絶望とでがんじがらめになって、僕の口は葉山に教わった英単語を復唱する。全身に電流が走って、脳内に刻み付ける最低な記憶。

 職員の女性は目隠しをされて、葉山に薬を盛られたらしく、だらしなく口から涎を垂らしながら喘いでいた。

『うん、上々だな。それじゃあ、次のステップに行こう』

 つぷりと、後ろのあたりに塊が押し付けられて――。

「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーっ!」

 過去を振り切るように、僕は耳を塞いであらんかぎりに叫んだ。

「あああああああっ!」

 過去がまとわりつく、過去が覆いかぶさる。
 過去があらゆる形をとって、僕の肉体を支配しようとする。

「あああああああああああああー」

 僕の意に反して下半身が反応するのがイヤだった。
 お腹とお尻のあたりが疼いて、全身の細胞が軋みを上げて咆哮し、口から獣のような荒い息が出た。

『いやだ、助けて。痛いよー』
『ウソはつかなくていい。だって君はこんなにも、感じているじゃないか』

 イヤなのに腰が動く、犯した女性の恍惚とした吐息に、意識が溶けそうになる。彼女がどうなったのかわからない。

 謝っても謝りきれない、償いたくても償えない。
 後悔しても、もう遅い。

 抵抗しても抵抗しても、最後には流されて穢された。切り刻まれて、強制的に記憶が植え付けらて、汚されて狂わされて壊されて、そして僕は一人取り残される。

「おい、俊雄。しっかりしろ。おいっ!」

 体を揺さぶられて我に返った。
 いつの間にか、僕の部屋には大川くんと五代くんと園生くん、そして早瀬くんがいた。

 四人とも僕に対して気遣わしげな表情で、涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった僕をみる。

「うっうぅう……」

 やめて。と声を出したかった。
 僕を見ないで、僕を見ないで、こんな僕を見ないで。

「俊雄、大丈夫だ。大丈夫だから」

 大川くんが僕を抱きしめて、大丈夫だと叫ぶ。

――けど、もう僕は大丈夫じゃないんだよ。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 つき飛ばそうとするけど、体に力が入らない。海におぼれた人のように、喘ぐように呼吸を繰り返す僕は、視界の先で渋い顔をする男の顔を見つけた。男は寮長だった。
 どうやら大川くんたちは、突然発狂した僕を心配して、部屋の鍵を開けるために寮長を呼んだのだろう。マスターキーをそのまま持ち出すのは、紛失のリスクがあったらから……なんだろうけど。

 みんなが僕の為に行動したことが分かっている。だけど、早瀬はともかく、大人にみられた事実に胸のあたりが凍てついて、全身の毛穴からどっと汗が出るのを感じた。

 僕を見る寮長の瞳は、面白いものを見たかのように輝いていて、唇に不気味な笑みを湛えている。

 僕はこの場で死にたくなった。

 過去の出来事は、どうして過去の彼方に置き去ってくれないのだろう。
 どうして、辛かったその時ではなく、平穏な今が記憶によって脅かされるのだろう。

 滴る遅効性の毒液のように、葉山にされたことが、じくじくと僕の未来を蝕んでいく。放置された錆のように赤茶色の亀裂を広げて、見えない傷跡をぐりぐり広げ、無色透明な時間を真っ黒に染め上げていく。

 なんで、どうして。そうなったのか。
 それは僕が葉山を拒まなかったから、醜い僕は力をつけないと、この先、生きていけないと思ったから。その代償が、タンカーが沈んだ海みたいな、汚染された未来だと知っていても、僕は多分、葉山を拒絶できなかったことが想像できてツライ。

 僕は聞き分けのない赤ん坊のような状態で、大川くんの腕の中で駄々をこねた。

 どんなに辛かったのか訴えて、家族が助けに来なかったことを嘆き、感情のままに口走った。

「嫌いだ、嫌いだ、みんな大嫌いだあああああああぁっ!」

 五代くんは助けてくれた。だけど、救ってくれなかった。
 大川くんは葉山の味方で、僕がなにされているか知っているのに、僕を羨ましがっていた。
 園生くんに対しては「僕を殺したくて、仕方なかったんだろ」と糾弾して、今すぐ殺せよっ。けど残念でした、もう帰れないよ。と、せせら笑った。

 暴走した感情は止まらなかった。激情が口からあふれ出て、言葉が機関銃のように飛び出してくる。

 辛かった。辛かった。痛かった。苦しかった。辛かった。

 同じ言葉を何度も繰り返して、抱きしめる大川くんの背中を力任せに叩いて、握りしめた手のひらに爪が食い込んでいく。
 血が出ても痛みなんて気にならない。
 臓腑が焼け付くような、怒りと痛みを、誰かに知って欲しい。
 僕と同じ痛みを共有して欲しい。

「俊雄、オレの匂いを嗅いでくれ! オレたちの気持ちが分かるはずだろ」
「うるさい。だまれえええっ!」

 僕は僕にまとわりつく匂いを遮断する。こんな能力があるから、僕は常に誰かを意識して、誰かに怯えなければならない。

 狂いそうなんだ。山で遭難したことや、首を絞められたこと、療養所の出来事や殺されかけたこと。
 イヤなことがいっぱいあったのに、今が平穏なのが信じられないんだ。

 先刻まで幸せでどきどきとした気持ちだったのに、心が緩んで警戒心が薄くなった。
 弱くなった心を、過去が突き破って襲いかかり、僕に逃げられないと言いきかせる。
 僕の記憶力は普通の人より強い。だから、忘れたくても忘れられない。
 葉山のせいでさらに記憶力が強化されて、僕の中に堆積された過去はどす黒い塊になって、宿主を嘲笑い渦巻いている。
 ケラケラケラケラ笑って、不幸になることを望んでいる。

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「なんだ、なにがあったんだ」

 がやがやと、部屋の外から別の気配が近づいてくるのに気づいた。僕のせいで、別フロアの寮生が起きて集まりだしてきたのだ。

「――っ!」

 僕は声が詰まり、大川くんから離れようと必死にもがく。
 これ以上、醜態をさらすのは屈辱だった。イヤだった。惨めで苦しい思いをしたくない。……その一方で、多くの人間に今の姿を見せて、現状を訴えて、いろんな意味で自分を滅茶苦茶にしたかった。

 同情されたかったんだ、僕は……。

「おい、アタルっ! ボーっとせんと、ギャラリーを何とかせんかい。あー、夜分にすんません。彼、環境が変わったことでナーバスになってるんよ。皆様方も今のうちに「うー」とか「あー」とか叫んどいたほうがええで。ゴールデンウィークに実家に帰れんヤツは尚更や。五月はホームシックでしんどくなるんよ」

 混乱した頭の中でも、早瀬くんが廊下に出て、声を張り上げているのが見えた。彼の心遣いがありがたい反面、放っておいて欲しい気持ちもあった。数時間前まで他人だった彼に、こんな負担を背負わせてしまい申し訳なかった。

「……」

 居た堪れない気持ちで、胃がぎゅっと痙攣した。体中を絞り出すように、修練を繰り返して、喉の奥からせりあがってくる異物感に、口の中が酸っぱくなっていく。舌先に感じた独特の味に、爆発するような吐き気が全身を襲った。

「大川くん……、はなして、吐く」

 このままでは、僕を抱きしめる大川くんにゲロをぶちまけてしまう。吐き気に抵抗しながら、なんとか自分の現状を伝えると、口を開いたせいで空気がどっと入ってきた。口から入ってくる形のない異物感に、喉の奥がひくりと反応する。奥から吐き出される奔流に、目の前がちかちかと黄色く明滅した。全身から汗が噴き出して、焦りが募った。

 ようやく、大川くんが体を離してしてくれたのは、数秒後だったんだろうけど、数分にも数時間にも感じられるほど長い時間だった。頭の中の冷静な部分をかき集めて、僕はなるべくゲロがかからないように、首を曲げて自分にかかるように軌道修正をしつつ。

「げえぇ」

 ゲロを盛大に吐いた。むわりと饐えた匂いが漂い、自分の晒した醜態に涙がだらだら流れた。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 こんなときになのに、葉山の笑顔を思い出す。
 馬面のひょうきんを絵に描いたような間抜け面。僕にあんなことをした人物とは思えない程、表情はいつも呑気で、声のトーンも明るくて高め。
 大勢の人間に好かれて、会話の引き出しも多く、いつも誰かが傍にいる。

 僕はこいつが嫌いだ。殺したいほど憎悪している。だけど、同時に恐れている。

 こいつには匂いがしなかった。

 僕はてっきり嫌いな感情が強すぎて、自分から嗅覚を遮断していると思っていたんだ。葉山の気持ちなんて心も知りたくない。僕の中に葉山の匂いを入れたくない。……体を繋げる以上に、細胞の細やかな一つ一つに葉山の匂いが侵食するなんて、考えるだけでおぞましいではないか。

 けど、違う。

 アイツは悪意なく、なんの痛痒も罪悪感も感じず、関係のない女性を巻き込んだ上に、なにも知らない子供を蹂躙した。しかも、一定の信頼を築いていると思い込んでいたのだ。自分が悪いことをしている自覚がない、悪意のない悪意。

 匂いが生じる感情は、恐らく、その人間の考え方や積み重ねたモノのが化学反応を起こして、生じる現象だと僕は思っている。だけど、無臭の葉山にはそれがない。あの男なりに積み重ねたモノや考え方もあるんだろうけど、化学反応を起こすまでに至らない。

 そんな人間が、僕よりも得体が知れない内面を持っている――なんで僕より好かれる顔を持っているのだろう。
 内面と外面が一致しない不条理さに、視覚で相手の人格を測るしかない、普通の人間の未熟さに、僕はただただ嘆くしかない。

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 現実の沈黙に耳が痛くなった。潮が引くかのように、部屋から遠ざかる足音と、複数の突き刺さる視線に顔を下げる。ゲロにまみれたパジャマとベッドに、言いようのない気持ちが押し寄せてきた。
 ゲロの内容物は、先刻食べた豚汁だったからだ。

 レンジで作るか、普通に作るか、どちらがおいしいか。

 たわいもない日常の延長線だった。僕のことを好きだっといってくれたクラスメイトの登場に、心が綺麗な音を立てて浮き上がって幸せだったのに。

『みんな、嫌いだ』

 三人の顔をまともに直視できなかった。

 もう、もどれない。大切にしたかったものを自分の手でうち砕いてしまった。過去に振りまわされて、さんざん暴言を吐いて、さらにゲロを吐いて醜態をさらす。項垂れる体はとても重たく感じるのに、中身はすうすうと寒い風が吹いて、虚ろな肉体に無数の穴が開くのを感じた。

 痛みのない、だけど自分の中のなにかが損なわれたような……。

「おい、とっしー。呆けてないで、風呂入るで」

 ぐいっと、力強い力で僕の体が浮く。現実に浮上する意識が、僕を無理やり立ちあがらせて、部屋から連れだそうとする早瀬くんを映した。僕の腕をがっしりとつかんで離さない手は、僕を過去を引き離そうとするほどに力強く、頼もしくて……。

「早瀬くん、どうして?」
「どうしてって、友達以前に放っておけないからや。一緒に風呂入ってさっぱりしたら、ワテの部屋で一緒に寝ようで。あん部屋、ゲロ臭くてたまらん、確実のあかん夢をみるで。あとで、チューに清掃業者手配させたるから、安心しい」

 大川くんや五代くんが動く気配がした。
 園生くんの視線を感じたけど無視した。
 早瀬くん以外のすべてが怖かった。

「……ありがとう」
「おう、おおきに」

 まるで、王子様みたいだ。

 早瀬くんの笑顔は、太陽のように自然に輝いていて、中学生の僕はそんな彼に魅かれ始めた。これがきっかけで、僕は女の子の身体が欲しいと感じるようになったんだ。

【つづく】


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