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「ダルおもーい」から「キラキラ」へ

僕もこんな先生になりたい!

「キラキラ」しているように見えた学校の先生

 自分はアラサーの社会人!
大学を卒業してからは、「小学校の先生」としてキャリアをスタートした。今は「小学校の先生」を退職して、「児童福祉」の分野で現在勤務している。今は自分のタイミングでのんびりと働けているのでゆとりも取れ、プライベートもある程度時間が取れています。
 自分が教師をしようと決めたのは、高校生のころだ!きっかけは高校で教育系のコースに入ったことだ。もともと、たくさんの先生方と出会ったことや助けてもらったことがきっかけで、「教師の仕事に興味があるー」くらいでスタートしており、実習や授業を通して「先生になりたい!」という気持ちが固まり、そこからずっと教育に携わることをずっとしてきました。大学生の時から「採用試験を現役合格!」ということを目標に授業や実習を真面目に取り組んできた。
こうして、採用試験に合格!
大学卒業後には公立小学校の教諭として採用された。
「キラキラ」した教師ライフが待っていると思いきや…
休みもない、長時間労働が待っていた。

あの選択をしたきっかけ

思った以上にキツかった教員時代

 卒業してから、すぐに自分のクラスを持った!
「3年生」を担任をしたけど、まぁー大変だったことは覚えている。
 自分が当時イメージしていた「教員のお仕事」とは、
・授業
・採点
・学級経営
・保護者対応
それくらいかと思っていたが、実際はもっとあった…
学年や校内での会議や行事の打ち合わせ、年次研修があり、一週間余裕がない状態で回っていた。それだけでない!
 子ども達の生活面での指導がまぁ大変💦 
社会で生きていく中で必要なこと(あいさつやマナー)は教える機会はあるけども、友だち同士でのやり取りの仕方も教えないといけないケースも増えてきた。要するに、学校で子どもの躾もしていく必要があるということなんですよね!
 思った以上にやることが多くて、本来の仕事である「授業」の準備が後回しになりがちになっている。その結果、授業もおろそかになってしまったり、学級経営が大変になってしまう… 当時、新米教師だった自分は何とか一日頑張ることが精一杯で帰ったら、どっかと疲れが込み上げていき、すぐに寝てしまう。
 「教師」という仕事には試用期間やOJT研修というものはない。4月になるとその人が未経験であろうと経験者であろうと関係なしに、いきなり教壇に立ち、子ども達の前で授業をしないといけなくなる。右も左も分からない若者が苦労するのは当たり前! 
というよりは、「いきなり教壇に立つ!」こと自体あり得ない話である。

学生から社会人になって変わったこと

 学生から社会人になって大きく変わったことがある。
それは「生活リズム」だ!
社会人になって生活リズムだけが変わったことではない。責任も大きくなるし、主体的に動いたり、当事者意識を持ったりと「仕事に対する姿勢」はすごく大事になるし、今後キャリアを積んでいく中では大切なピースになる。
 個人的には社会人になり、「生活リズム」ががらりと変わったことが一番大きい。学生時代であれば寝る時間はまちまちだったが、大概6~7時間は睡眠時間としてキチンと取れていた。教員になってからは睡眠時間は3時間ほどしか取れていないことがほとんどで、休みの日とかは一日のほとんどを寝転がるか、学校で仕事をするかでゆっくり休む時間はほとんどない。
 平日勤務するときは、顔がホンマに死んでいる感じ…「ダルおもーい」オーラを漂わせていた。毎日、仕事をこなすことに必死で、いつの間にか「微笑む」「笑う」とそんなことを忘れていた。
この頃は「自分がうつ病になりかけている。」なんて想像がついていなかった。

人生初の「クビ宣告」

 今でも記憶にはっきりと覚えていることとして、
管理職に「クビ宣告」を言われたことである。
 自分が社会人2年目に経験したことで、この時の出来事が
「転職をしよう!」と決めたきっかけでもある。この時も自分は学級担任として2年生を持っており、最初は上手くスタートが切れたと思っていた。その後、徐々に学級の雰囲気が変わっていた。
 業務量の多さや長時間労働… 自分の指導の腕の無さと様々な要因が重なった結果出てきたことが、、
「学級崩壊」という形で出てきた…
業務に追われて、子どもと向き合う余裕がないことや叱ってばかりでいたのもあり、いつの間にか子どもの声に耳が傾けられなくなっていたのだと思う。全然授業ができない、業務のキャパが追い付かないとかで本来自分がやるべき仕事を違う先生がやるようになり、授業しようにも指導力の高い先生が代わりにやるようになった…
その頃から、子どもとの向き合い方や自分の適職に関して悩みだし、悔しくて空き教室で悔し泣きしたこともあった。

キラキラした自分を求めて…

転職を決意する!

 実は次のお仕事に就くまで、休職して転職活動を行っていた。
「転職する!」「休職する!」この大きな選択をするまでには少し時間がかかった。決断で迷っていた時、管理職の先生に背中を押されたこともあり、踏み切ることができた。(ホントその時の先生にはとても感謝している。)

 こうやって踏み切れたきっかけとして、2点理由がある。
①自分が「教員」の適職がなかったこと
 教員は様々な業務をたくさんこなしていくが、子どもがいるときは気を抜くことができないし、子どもが帰った後でも会議や保護者対応など、休憩時間はほとんどない状態でもあった。特に苦手だったこととして、「マルチタスク」にしていかないといけないということでもあった。授業を進行しながら子どもの支援や個別指導であったり、生活指導しながら細々とした業務をこなしていく。そこがすごく苦手だったこともあり、日々の業務に追われながら、子どもと向き合うのが難しいと感じたからである。
②自分の健康面に関して
 社会人になってからは睡眠時間が極端に短くなったことが大きくなる。学校で出来なかったことを家でやっていたり、休日出勤をしながらやっていたりしていたので、きちんと休むことができなかったことが体を崩した大きな原因になる。また、ストレスも溜まりやすいこともあり、上手に発散することができず、それが体に出てしまったことが大きい。このまま続けていくと、確実に生活に支障が出てしまうところだ…

転職を通して、変わったこと

 最後に、「転職してよかったこと」「転職していくうえで大事なこと」の2点をメインに話していこうと思う。

【転職してよかったこと】
  転職してよかったこととして、「自分の時間」というのがゆっくり確保できたことである。教員時代は朝早くから学校へ向かい、授業や保護者対応などして、帰ってくるのは夜の9時とか遅いときは10時過ぎになることもあったり、休日は半日ぐらいは学校で仕事していたりしていた。転職後は時間にゆとりが持て、休日もきちんと休むこともできている。きちんと休むことでスッキリした気持ちで仕事に取り組むことができ、パフォーマンスも上がる。キチンと休む時間・働く時間と分けておいた方がいい。

【転職していくうえで大事なこと】
 転職していくうえで気を付けておいた方がいいのは「仕事選びの軸」はキチンとしたほうがいい。いろんな仕事がある中で業界や業種がバラバラではやりたいことが分からなくなる。ある程度、やってみたいことや大事にしたい価値観を決めてから取り組んだ方がいい。そのうえで、自己分析の時間を多めに取ることを勧める。
 最後になりますが、多くの人は動き出すまでに躊躇するだろう…
確かに公務員はチョー安定が狙える仕事であることに変わりはない。しかし、今の生活に「不満がある!」「しんどいなー」とあるなら、転職も1つ視野に動くといいと思う。確かに、収入が下がるというリスクは確実にある。業界の選び方次第で収入が確実に伸びるものもあるし、何よりも生活にゆとりと充実感が生まれる。

エージェントさんから話を聞くだけでもいい!
できることから始めるといい!
その一歩が、皆さんの成功に繋がることをお祈りします。

#あの選択をしたから

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