僕が新卒3年目で海外駐在員(アメリカ)になるためにやったこと#ニューヨーク#メーカー

こんにちは。
ショーンです。

日系メーカーで海外営業しつつ、海外営業のお手伝いをしたり、YouTubeで海外ネタを発信したりしています。

今回は僕が新卒3年目で、

どうやって海外駐在のチャンスを勝ち取ったか

その時の会社の状況や、僕の具体的な行動を振り返ってみたいと思います。

↓↓↓こちらYouTubeバージョンです!↓↓↓

海外駐在員になる方法、僕がやったこと#アメリカ生活#転職#アメリカ駐在
https://youtu.be/USX0Em-Yo5k

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振り返ってみるとよくわかったんですが、海外駐在って本当に色々な要因が重ならないと実現しないと思って、僕が短期で海外駐在のチャンスに恵まれたのはラッキーだと思いますし、今更何を言ってもマジで結果論です。

当時以下のようなことをちゃんと考えていたかと言うと全然そんなことはなくて、たまたまた自分の立場やスキルが、会社の当時の方針にマッチしていたからだと思います。

ただし、
運だけに身を任せていても、会社の成り行きに任せていても、海外駐在は勝ち取れない。
これは残念ながら事実です。

やはり駐在したいなら意思が必要だし、具体的な行動を起こすことで、確率を上げることは確実に出来ます。

この振り返りとプロセス共有が、これから海外駐在を目指す人たちにとっては参考になることもあると思います。

これからドンドン海外に挑戦する有望な若手が増えて欲しいなと思っているので、志のある若者には是非是非ご覧頂ければと思います!

ということで3つのチャプターでお話していきます。

まず最初に、在籍していた会社の内部構造を含め、取り巻く当時の業界の環境などをお話します。

次に、そのような状況下で僕は具体的に何をしたのか
また仕事以前にどんなスキルを保有していたのか、お話していきます。

最後に、これから駐在を目指す方へ、
狙い目の業界や、保有すべきスキルなど、
恐れ多いですが、少しお話しします。

では最初に
どんな会社で、社内はどうだったか、その業界の環境
などをお話しします。

僕は新卒で2012年に中堅の食品メーカーに入りました。
業界トップクラスではないけど、日本在住日本人なら、8割くらいの人は名前は知ってる、そんなレベルの会社です。

一応採用の枠として、グローバル枠みたいな物が設けられていて、その枠でES書いて結果採用になりました。

食品業界って言うと、簡単に言えば胃袋産業。
要するに、人口で売上の天井はある程度見えるし、日本国内で50年近くやっているの会社だったので国内はジリ貧状態です。

なので、必然的に海外への進出意欲は年々高まっている、けど海外人材不足。そんな状況です。

海外売上比率はざっくり10%くらい
日系の名の知れた食品メーカーは大体これくらいが平均的です。

一部、味の素やキッコーマンなど、海外売上比率6割と、業界的には驚異的な数字を叩き出しています。

海外拠点は、アメリカ、ドイツ、イギリス、中国、韓国、台湾、シンガポール、タイで、アメリカや中国には複数の拠点がありました。
業界の中では結構多め、です。

肝心の駐在員も拠点に必ず一人以上はいるので、
合計すると150人くらいいます。

入社当時の2012年頃だと、毎年海外拠点異動の公募がありました。
しかも30歳以下の若手限定で、応募は入社2年目から可能という、若手優遇の条件です。
※ちなみにこの公募制度は2018年頃から廃止

振り返ると海外進出には、

かなり積極的、かつ若手偏重の会社だった

と言えます。
※業界的には間違いなく「レア」です。

ここからが一番気になるところ。

私は一体何をして、新卒3年目でアメリカ、ニューヨーク駐在を勝ち取ったのか?

5つあります。

一つ目は、言わずもがな『英語』です。

残念ながら、部分的に再現性のない話になってしまいますが。。。

まず私は「帰国子女」という「親ガチャ」に当たりました。

中学まるまる3年間、アメリカのロサンゼルスへ親の駐在に帯同していたので、社会人になる以前で、TOEICで900点弱、英検2級というのが、そもそものスペックです。

公募に際し、TOEIC点数の下限はありませんでした。

が、公募の中から選考する際に、間違いなくこのスペックは有利に働いたはずです。

2つ目は、
入社当初から一貫して「海外で働きたい」と言い続けました。

20人規模の支店に配属になったのですが、配属初日の自己紹介では「いずれ海外に行って働きたいです!」と生意気にも豪語しました。

決裁権のある(後にわかった)部長が来社して話す機会があれば、海外で働きたい旨を伝えていました。

とにかく、誰に何と言われようと、
一貫して海外意欲は伝えていました

個人的には、ただ自己主張が強いだけなので、特に意識してたわけでもないのですが。。。

3つ目に、上司との関係性が良好だった。

これに関しては結果論です。
特に意図をもってやっていたわけではなく、仕事はぼちぼちにやりつつも、上司とのコミュニケーションはいたって良好だったと自負しています。
まあ、社会人として当たり前のことをしていただけ、です。

のちに知ったんですが、海外公募は応募者の一存では選考にはかからず、推薦者の推しがあって初めて、本社にて選考のテーブルに乗るということがわかりました。

私の場合、関係が良好だった部長が推薦者だったので、特に引っかかることもなく、通ったようです。

当たり前の話ですが、社内での味方を増やしておくのは、駐在の件も含め様々なシチュエーションで効果がある、と思います。

4つ目、海外勤務公募が出たら速攻で出した

めちゃくちゃしょうもない話なんですが、年一の公募がオープンになったとき、速攻で応募しました。

これについては、目立つために、意図的にやったことです。

5つ目、新人賞最終選考に選出された=「中」以上の結果は出した。

毎年入社1年目の社員で1名が新人賞に選ばれるのですが、最終選考6名の中の一人に選ばれました。

ぶっちゃけ先輩が作った良い成績の流れをそのまま引き継いで取っただけなんですが、、、
選考の際に一つ要員になったことは推測できます。

ちなみに2年目の成績は「THE中の中」で、1年目の期待はがっつり裏切りました。笑

以上、5つ、故意・故意でないに関わらず、私が入社してから駐在に選ばれるまでにやったこと、保有していたスキルです。

結構再現性のある話かと思います。

では最後に、これら経験とは別に駐在を狙うためにおススメの業界、保有すべきスキルについてお話していきます。

【海外駐在狙い目の業界】

・商社全般
・金融
・グローバルメーカー

中でも社内での競争が少ないという観点から、

歴史のある保守的な業界や企業
が、ずばり狙い目だと思います。

商社に関しては言わずもがなですが、何も総合商社に限らず、専門商社もチャンスは多いと思います。

総合商社を除いて、一般的な商社のビジネスとは、主に輸出入によって安いものを高く売る、というモデルだと思います。
要するに、海外との関係は切っても切れない、ということです。

海外との関係が深い、ということは、海外での勤務チャンスも自ずと高くなります。

専門商社でも、海外に拠点がないか調べて、特に僕が勤めていたように、拠点数が多いところは、それだけ駐在員の人数も増えるので確率は必ず上がるはずです。

これは、商社に限らず、金融・メーカーにも言えることですので、従業員数が多く、海外拠点が多い、というのは間違いなく基準になると思います。

後は先ほど言ったように、
保守的な業界・企業は狙い目かなと思います。

なぜなら保守的な業界には保守的な人が多く、海外志向の人は少ないから、です。

例えば総合商社で駐在チャンスを狙うのも良いと思いますが、

入社する人のほとんどが海外志向、帰国子女、語学おばけなんてザラ、
という環境下での競争はそれなりにハードであることが予想されます。。。

それならば
社内での競争が比較的緩く、かつ海外進出を進めている会社、が狙い目と言えます。

僕のパターンはまさにこれに当てはまると思います。

食品、化学、鉄鋼、など、安定だと言われがちな業界は狙い目。

大きい企業ならなおさら海外展開は避けられない状況なので、
「あいつなら海外志向だし」と、案外すんなり駐在に選ばれるかもしれません。

既に知ってる方も多いと思いますが、東洋経済が出している「海外勤務者が多い企業」は、僕も大いに参考にしているので、是非確認してください。

ぶっちゃけこの中から、保守的な企業を選ぶのがベスト、だと思います。

最後に保有すべきスキルですが、「英語」一択です。

とにかく、英語。

駐在はやはり「運ゲー」です

僕が2012年に入社して、2018年頃には、海外勤務公募制度が打ち切られました。

理由は、現法での駐在者数が必要量に達したこと、海外現地従業員を増やすという、トップダウンの会社方針が出来たこと。

はたまた事情があって駐在員が急遽帰国しなければいけなくなったから、急遽来月から駐在に行ってくれ、なんて話も全然聞きます。

コロナが予想できなかったように、数ある異動の要因、全てを予測して動くことは不可能です。

海外駐在への切符を手に入れるために、
最も汎用性のあるスキルが『英語』です。

とにかく英語、頑張ってみてください!


ということで、今回は海外駐在になるために私がしたこと、これからの駐在に必要なスキル、をお話ししました。

まとめると、

僕が駐在するまでにやったことは、

①英語

②一貫して駐在の意思を伝える

③上司と仲良くする

④公募などは速攻出す

⑤成績出す

の5つです。

そしてこれから海外駐在を目指すために出来ること。

商社、大手金融、グローバルメーカー

中でも保守的な業界を選ぶこと

そして、ひたすらに「英語力」を上げること

以上になります!

今回はこんなところで、次はもっとにニッチに、

海外駐在の中でも、1番人気と言っても過言ではない「ニューヨーク駐在」に選ばれやすい業界、でもまとめてみようかと思います。

また次回もお楽しみに!

Thanks for watching! Bye Bye and Good Luck!

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