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正しい努力

中国戦国時代の法家である韓非の著書「韓非子」の中に次の一節があります。

事の理に因れば則ち労せずして成る
(ことのりによればすなわちろうせずしてなる)

直訳すると
理にかなった事をすれば、苦労をせずに目標を達成することができる。

逆に、間違った努力では、目標を達成することは難しいということです。

例を挙げると

・あるゲームを上手くなりたいからといって、そのゲームの攻略本をひたすら読んでも実際にプレイしなければ意味がない。

・英語を喋れるようになりたいからといって、ひたすら文法と英単語を暗記しても、実際に英語を使って話さなければ意味がない。

・異性にモテたいからといって、いくらネットでモテる方法を調べても実際に異性と会わないと意味がない。

極端な例を挙げましたが、目標に向かって何かを始める、もしくは何かをしている時というのは、質よりも量の方を意識してしまいがちのような気がします。

自分も学生時代に、何も考えずに教科書をながめているだけで、勉強した気になって満足していたことがよくありました。

それでは結果がついてくるはずがないです。

目標を達成するためには、

・今の自分の能力
・目標達成にはどのような能力が必要か
・どれくらいの期間が必要か
・目標に向かって何をするべきか

など、客観的に自分の現在地を把握した上でどのようなアプローチをするのか、ということを常に考えながら取り組むことが必要なのではないでしょうか。

どれだけやったか
よりも
どういう風にやったか

というところに焦点を当てて、毎日を生きていきたいです。

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