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カナディアンホスピタリティ
以前にカナダのトロントを旅行したときのこと。
とても暑い日で冷たい物が食べたくなり、近くに見つけたジェラート屋へ。
人気店なのか10人ほどの行列待ちでした。
ワクワクしながら行列に並び、注文して会計しようとしたところ、現金かデビットカードしか使えないことが判明。当然の支払いはカナダドルです。
当時アメリカのクレジットカード、USドル紙幣しか持っていなかった私は詰みました。支払えないのです。
仕方がないと諦めて帰ろうとしたところ、行列に並んでいたご婦人が店員さんに話しかけます。
How much?
状況がつかめずにいたところ、ご婦人が私を見ておっしゃいました。
I’ll pay it!
払っていただくなんて流石にそれは申し訳ないです汗汗となっていたところ、
ご婦人は笑顔でおっしゃったのです。
This is Canadian’s hospitality!
か、かっこいいっ///
「シビれる」というのはこういうことを言うのかと、膝を打ちました。
こんなことサラッと言えるなんて、前世はSexyZoneのケンティだったに違いありません。
拙い英語でお礼を伝えたあと、ジェラートを食べていたら、なぜだか少し泣いていました。
ジェラートは冷たいのに人の優しさはあったかいとか思っていました。(ポエマー気質)
メンタルお疲れだった私にとって、見知らぬ人からのさりげない優しさはめちゃくちゃ心に染みたのです。
自分もそんな優しさを持った人になりたいなあなどと、思い返して考えます。
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