noteを始めるきっかけと、なぜ藤子不二雄をテーマに選んだのか、について。
とある若いクリエイターの方とお話しする機会があって、ドラマにおける性愛の表現の話から始まって、Netflixで配信されている「全裸監督」の話題となった。
その方は、全裸監督については色々と思うところあって、考えたことは「ノート」に書いているんです、ということを話された。
それを聞いた僕は、「ああ、僕もノートに色々感想書いてますよ」と答えたのだが、どうも話が噛み合わない。
そこで僕はいつも持ち歩いているノート、小型のモレスキンを取り出した。「これに書いているんです」と。
するとその方は、「あ、本当のノートですか…」ということになった。
少々気まずい時間が流れたが、その場にいた別の方が割って入り、ネットのサービスの「note」ですよ、と教えてくれた。
・・・これがnoteを知ったきっかけである。
ちなみに僕が書いているといったノート、モレスキンは、もう10年以上も持ち歩いていて、何かあれば取り出してメモを書いたり、それこそ映画の感想を書いたりしている愛用のノートのことである。
モレスキンは、今使っているので12冊目で、ほぼ年に一冊のペースで書き続けているものである。
このモレスキン、確かにちょっとしたメモだったり、自分の考えを整理したり、というような時には非常に使えるツールなのだが、長文の思いだったり、何かの感想だったりということを書き留めるには、ややつらい。
そんなときに知ったnote。
これは、持ち歩いているノートとは別の切り口で、自己表現できる場なのではないかと思い至った。
そして、他の方々のnoteの使い方をざっと見たときに、一つのテーマを決めて、それを深く掘っていくやり方が、自分には合っているように思えた。
一つのテーマと言えば、自分にとっては藤子・F・不二雄先生についてだろうと、すぐに頭に浮かんだ。
子供の頃から繰り返し読み続けているマンガだし、最近は自分の子供もハマり出している。手元には藤子・F・大全集が全巻揃っているし、DVDなども多数所有している。
資料には事欠かないのだ。
そして最もF先生について書きたいと思ったのは、世間的に単なる「ドラえもん」の作者だというような認識だけに留まっているのではないかと、常日頃考えていたからである。
世の中の認識を大きく変えてもらいたい。F先生の、ノーベル賞級の作品群を詳細に紹介していきたい。これがnoteでのテーマを藤子先生に絞った理由である。
ただ、まずは大上段に構えず、自分の書きたいこと、何十年にも渡って考察してきたこと、それらを吐き出したいという欲求からスタートしたいと思う。
そう、まずは自己満足から始めようと、そう考えている。
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