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「読者」を意識して記事を書く

突然ですが、「SNS」って何の略称でしたっけ?

ついつい忘れてしまいがちですが、「Social Networking Service」の頭文字を取った言葉でした。

SNSとは、社会的なネットワーク(つながり・コミュニケーション)を形成するデジタル上のサービスのことと定義づけられています。

つまり、そのサービスの利用者同士が、コミュニケーションを取ることがSNSの神髄なのだということになりそうです。


noteは「ブログなのかSNSなのか」論争がありますが、利用者同士が交流できる仕組み(フォローしたり、スキを付けたり、コメントを書き込んだりできること)があることを考えると、SNSの定義にしっかり当てはまるサービスだと言えます。

ですので、noteにおいて活発に活動されている方(フォロワーを多く獲得している方、スキを貰っている方、ビュー数が伸びている方、長く更新を続けている方)の多くは、しっかりとコミュニケーションが取れていると考えて良さそうです。


ただこの場合、コミュニケーションとは何か、という話にはなってきます。

noteのようなある程度の文章量を読ませるSNSは、ツイッターやインスタのようなスピード感のあるやりとりに不向きですし、きちんと読むことを考えたら、そう何人もフォローできるわけでもありません。

他のSNSと異なり、実質的なコミュニケーションの度合いが少ないのがnoteの特徴なのです。


そんなnoteにおける活発なコミュニケーションというのは、どういうものなのか。僕は最近になって、どれだけ読者目線で発信しているかが、キーになると考えるようになりました。

一部の有名人を除き、基本的にnoteで発信している方々は、発信とは別に生業を持っている方や、学生さんだと思います。ところが、強い肩書がなくても、すごく賑わっているnoteを展開している方がいらっしゃいます。フォロワー数4桁とか、ビュー数が一日で数千、数万という強者どもですね。

そういうずば抜けた数字を持っているnoteを訪ねるとよくわかりますが、彼ら彼女らの発信は、「自分のため」とかではなく、確実に「読者に読んでもらうため」を強く意識されています。そして、多くの方に読んでもらうにはどうするかという観点での工夫に満ちているように思います。


盛り上がっているnoteは、発信スタイルに関しては様々です。むしろ、他のnoteとは違う色を強く感じます。

読者への啓発を目的とした語りかけスタイル、読み物として優れているもの、ついつい誰かに教えたくなる情報やウンチク、エッセイとして読者の心を潤すもの・・。

読者からすれば、「面白い」「ためになった」と思えばスキをしたくなるし、ついコメントも残したくなります。継続して面白く読めそうだと思えば、そこでフォローをします。場合によっては記事をオススメしたり、有料記事の購読に踏み切ったりします。

noteは読ませることに一つハードルがあるために、ツイッターなどと比べてコミュニケーションが活発ではないように見えますが、一度ハードルを飛び越えて読者をしっかりと掴んでいるnoteでは、積極的な交流が行われているのです。


・・と、なぜ最近こんなことを思ったかと言えば、嬉しいことに自分のnoteがジワジワと読者の反応が出てくるようになったからです。

noteを始めるにあたり、僕は「自分のために書く」「自分の頭の中を吐き出す」というスタンスを取りました。そもそも藤子作品の記事にそれほど需要があるようには思えなかったですし、自己満足できればいいと割り切っていました。

今でもほぼ自己満足で書いていますが、嬉しい誤算だったのは、「ドラえもん」に代表される藤子作品が、思っていた以上に幅広く支持されていることがわかったことです。

例えば「スネ夫の弟」というネタを書いたりすると、それは何者か?となってビュー数が伸びていきます。記事を書いて一年近くたってもスキが貰えたりします。

藤子記事には読者がいるのではないか、と思うようになったのです。


改めて「読者のために記事を書こう」と宣言するのは気恥ずかしいので、見た目のスタンスは変えないでおこうと思っているのですが、それでも今後はもう少し読者を意識していこうと考えています。

具体的には、記事の中に藤子初心者でもパッと内容が掴めるような要点をまとめるとか、どのように藤子作品を読んでいけばいいかというガイド的な記事も作ってみるのはどうか、など考えています。

引き続き藤子作品レビューを中心に書いていきますが、せっかく少しずつ読者の方が増えているので、もう少し一方的ではない記事作りにも挑戦してみたいと思います。


ということで、たくさんの藤子レビュー記事をこちらから。


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