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迷ったときに何度も手にしてる本3選【非小説編】

本日は時間が全く無いので、少々手を抜いた記事を書かせていただきます。あらかじめご了承ください・・。


皆さまのnoteを日々読んでおりますが、無類の読書好きの方が多く、とても刺激を受けています。

そんな僕も、その昔はかなりの読書をしている人間でした。今は迫られないと読めない体となっていますが・・。

そんな中、この10年で何度も読み返している本がいくつかあるので、こちらで簡単にご紹介したいと思います。

さらっと紹介しますが、実は自分の中では最重要アイテムとなっているとっておきの本ばかりです。


まずはこちら
「ひとつ上のアイディア。」眞木準編

最初に読んだのは30歳前後だったのではないかと思います。希望していたエンタメビジネスの業界に潜り込み、少しずつ自分の意見を求められる場面が増えてきたタイミングで手に取った本です。

別に評判を聞いていたわけではなく、適当に本屋さんで見つけた感じでした。

主に「広告」という媒体において、どのように表現するのか、アイディアを見つけていくのか、アイディアを煮詰めていくのかといった、手法や考え方を、一線で活躍している広告マンたちが実践例と共に語り下ろす構成となっています。

「広告代理店」という、あまり身近でない世界のお話なので、一般的に応用できないのかもと思って手に取りましたが、これがその時求めていた気分にジャストフィットして、貪るように読みました。 


読んでいて思ったのは、一級の方々は、とにかく深く考えているということでした。

自分の周りに目を向けると、深く考えた形跡のないままに何かを決定して、失敗する人たちが散見されます。

「これはこういうものなんだよ」
「たまたまうまくいかなかった」
「時間が無いんだから仕方がない」

浅はかな思考で突っ走る(そして挫折する)人たちを見て、自分はこうなってはいけないと考えるようになりました。


そんな時に読むことができた本で、今でも「考える」ことの重要さを再確認したいときに、パラパラと再読しています。

こちらはシリーズ続刊として、「ひとつ上のプレゼン。」「ひとつ上のチーム。」がありまして、これらも是非一読しておくべき内容となっています。

3冊とも語っている人たちが重なっているので、「アイディア」「プレゼン」「チーム」の中で、最も興味あるテーマから手を付けていって良いかと思います。



続けてこちら。

文章についての本は、何千冊あるんでしょうかね?

僕は20歳くらいからHPを作って映画のレビューをしたり、ブログで他愛のないことを書いたりしてましたが、どうしても独りよがりの表現となっていることが多いように感じていました。

どうせ文章を書くなら、村上春樹ばりに「自分ならではの表現をしなくては」と片意地を張っていたのです。

でもある人の指摘から、この考え方を取り下げることになりました。

文章を読ませるということは、書き手の凝った表現を読ませるのではなく、中身を過不足なく伝えることが主目的ではないのか、という考え方のシフトチェンジです。

まず、何を伝えたいかがコアにあって、次にそれをストレスなく伝える方法を考える。

この本は、そんな考え方にたどり着いた時に、たまたま本屋さんでパッと目についた本です。


本書は、伝える中身について問う内容ではなく、あくまで伝えるための文章作り、方法論に特化しています。

基本的な文章の構文や、言葉の使い方が見開き2ページの章立てで簡潔に紹介されています。すごく実践的ですし、とにかく「伝える」ためにどうするかという視点で統一されているので、物凄く得るところがありました。

今でも文章に悩めるような方にはこちらを推薦させてもらっています。


なお、こちらは応用編という形で「伝わる! 文章力が豊かになる本」も出ています。

ポイントは「豊かに」というところで、ただ情報を伝えるだけでなく、日本語の表現の奥行きも感じさせながら読ませることを目的としています。

noteで文章をもっともっと上達させたいと思われる方にはこちらをお勧めしたいと思います。



最後はこちら。

こちらは40代に入ってから読んで、目から鱗が落ちた本です。希代のマーケターである森岡毅さんの、USJでバリバリに働いていた頃に執筆されました。

手にとったタイミングとしては、長年営業マンをやっていて、売れないとわかっている商品をセールスしなくてはならない徒労感に浸っていた時でした。

最初から売れないとわかっているのに、お客さんを無理やり見つけて、一生懸命売り込む。しかし結局は喜ばれない。

…そんな状況を打破したいと考えておりました。


この本を読んで、マーケティングという概念を大掴みにすることができたのが、まず大きいです。お客様の顔から逆算して、ものづくりをする必要性を学びました。

細かな内容はここでは割愛しますが、現在進行形でもっとも影響を受けている一冊なのです。

なお、森岡さんの本は他にも名著が多く、「確率思考の戦略論」「マーケティングとは「組織革命」である。」なども、絶対に読むべき本となっています。


以上、僕の蔵出しオススメ本各種でした。

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