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いのちのやくそく・ 目に見えないものを信じる/ 220

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「いのちのやくそく」(池川明、上田サトシ著、2016年8月1日、センジュ出版より発売)より抜粋して、少しずつ「マガジン『いのちのやくそく』」に書いています。
今回は、「9章 目に見えないものを信じる  220」です。

「誰かが悪い」とか、「環境が悪い」とか、物事がうまくいかない時に、そんなことを言いたくなる気持ちは解るけど、そんなふうに自分と他者、あるいは自分と外の環境と別けてしまうと、結局は自分の心の中に壁を作って他者を受け入れない状態にさせてしまって、心の中を分断してしまう。

それは現在の社会情勢にも当てはまっていて、話を極力しない、マスクで顔の表情がわからない、社会的距離をとって繋がりにくい、というような状況がこれからもずっと続くと、自分と他者を隔ててしまって、心の中に壁をつくっていくだろうと危惧してしまう。

他者と繋がりたい、親切にしたい、そんな想いは利他の気持ちを生む。そして誰かに良い行いをすると、結局は自分の中の壁を取り除いていく。
「利他の気持ちを持って人に良い行いをしたい。そして自分の心の中の壁を取り除いて成長させたい」というのは人間の本性なのだと思う。

どんな状況でも、人を思って、ためになる何かをしようとする気持ちは、「目に見えなくても信じる」気持ちを生む。
そして、そんな想いは必ず伝わって、心をあったかくさせてくれ、壁を取り除いて、心を成長させてくれるのです。


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目に見えないものを信じる

瞑想をしていると、客観的に自分が見えてきて、存在の小ささや心の弱さを感じることがあります。
そんな気持ちを手放していくと、自分が愛おしく思えてきて、この世界の生きとし生けるものに対してものに対しても、慈しむ気持ちが出てきます。

現代において、女性や子ども、加えて障害や病を持っている人たちの社会的立場はまだまだ弱いものです。
そんな弱者を切り捨ててしまうということは、自分自身の心の弱さを切り捨ててしまうことと同じだと僕は考えています。

もし心の内にある自分の弱さを認めることができたなら、だれもが困っている人を自然に助けることができるようになるのです。

自分の弱いところ、嫌いなところを認めるということは、この地球のどこかで困っているひと、苦しんでいるひと、そして動物などに手を差し伸べることにつながっています。

もし自分の弱さを認められるようになると、あなたは自分のことがもっと好きになれます。そして自分が好きになれると、幸せをどこでも、どんな時でも、感じられるようになるのです。

だからこそ、瞑想をして、心と話をして、自分の小ささ、弱さを認めて、たましいが感じる幸せに気づいて、もっとあなた自身を好きになってほしいと思っています。

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