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flexaret6 作例

去年の暮れからチェコ・スロバキア製の二眼レフ、flexaret6を使い始めたので撮りためた作品を紹介する。フィルムカメラ自体が初めてで、しかも露出計も付いていない外国の機種、さらに中盤フィルムが高すぎて1か月に1ロール(12枚程度)しか撮れないので慣れるのにかなり時間がかかった。特に自分はコントラストの高い風景が好きなので、ほの暗い環境でどの程度写るのか感覚を掴むのが難しかった。

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FUJICOLOR PRO 400H
ファインダーが暗いので撮影しているときは右上の障害物に気付けなかったが、夕焼けのグラデーションがかなり思い通りの色になった。FUJICOLOR PRO 400Hが得意とするらしい青の色調も良く働いてくれたように思う。不純物の無いすっきりとした空気感も好きだ。

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Kodak Ektar 100
こちらは世界最高の粒状性を持つというKodak Ektar 100。一度だけ使ってみた。グラデーションがFUJICOLOR PRO 400Hより好みだった。暗い海の青もしっかりと出ているし、手前のほのかな花の色も見た目通りの淡い色になっていて良い。だが、思った以上にコントラストが強く手前が暗く映りすぎてしまったのが反省点。

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Kodak Ektar 100
同じ場所でとった写真。流石世界一の粒状性というのか、海の波がここまではっきりと撮れていると思っていなかった。その白と海の青の変化も単調になっていなくて良い。だがこちらの写真も手前が暗くなりすぎてしまった。

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FUJICOLOR PRO 400H
開放で撮った写真。明るい場所で開放で撮るとボケの癖が目立つように思う。今度は手前まで移すことができたが、後ろが…。何かと難しい。

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Kodak Ektar 100
羽の曲がった部分の滑らかさは本当に綺麗に映っていてびっくりした。f16ぐらいまで絞った。こちらもグラデーションが好きだ。淡くなりすぎて色が落ちることもなく、元の色を残しながら綺麗に変化しているように見える。

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Arista Edu Ultra 100
初めて撮ったときの写真。仕組みを知らなくて12枚撮り終えても「あれ?撮れるぞ?」となって撮り続けていた。しかし、フィルムの模様が思いのほか作品の世界観にマッチしてしまったので気に入っている。

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Arista Edu Ultra 100
こっちは和歌山県で最古の木造校舎。f11、1/400ぐらいで撮影した。割と細部まで写っているように感じる。そこまでレンズに詳しくないので素人の感想だが。

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Arista Edu Ultra 100
この写真らへんから慣れてきた。いつも港に黄色いはしごを担いで自転車でやってくるおじさん。この日はよく釣れたようで、このあと釣れた魚を嬉しそうに見せてくれた。

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Arista Edu Ultra 100
港は色んな人が思い思いにモノを置く。その無作為の配置に面白いものが転がっているように思う。

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Arista Edu Ultra 100
このフィルムはそこまでコントラストが高くないように感じた。

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FUJICOLOR PRO 400H
こちらは初めてカラーフィルムで撮った写真。取り出すときに感光してしまったが、写真の雰囲気とあっていたので採用。思わぬ変化が出てしまうというフィルムの面白さもしっかりと楽しめたということにする。

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FUJICOLOR PRO 400H
同じロールの写真。褪せていく記憶のイメージみたくなってしまったが、それも良いかもしれない。


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