「生成AIガイドライン」をまとめてみた。
みなさん、こんにちは。
AIが大きな話題となっている今、学校現場での活用やルール作りが急がれています。
そんな中、先日文部科学省から「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」が発表されました。
このガイドラインは、「教育現場でのAI利用についての参考資料として」作成されたものです。
今回は、その内容を簡単にまとめ、教育の現場でAIをどのように活用すべきか、またその際にどのような注意点があるのかについて、みなさんにお伝えできればと思います。
なお、実際にAIはどの程度機能するのかを検証するために、今回のブログの内容は、前半部分をAIが作成しています。
なお、今回使用したAIは「ChatGPT(GPT4)」です。
後半部分では、私がガイドラインを読んでのまとめや、感じたことをお伝えします。
AIがまとめたガイドライン
まずは、AIの実力を試すために、ガイドラインをAIにまとめてもらいましょう。
活用例1:教材の作成(AI)
生成AIは、教材の作成を助けることができます。
例えば、生徒の学習レベルや理解度に合わせて、個別の問題集を自動生成することが可能です。これにより、教師は生徒一人ひとりのニーズに合わせた教材を効率的に作成することができます。
また、生成AIは文章の校正や改善を助けることも可能です。これにより、教師は教材の品質を向上させることができ、生徒の学習経験をより良いものにすることができます。
活用例2:学習の個別化(AI)
生成AIを利用することで、生徒一人ひとりの学習進度や理解度に合わせた個別化された学習が可能になります。
AIは生徒の学習データを分析し、それぞれの生徒が必要とする学習内容や進度を提案することができます。これにより、生徒は自分のペースで学ぶことができ、理解度を深めることができます。
また、教師は生徒の学習進度をリアルタイムで把握し、必要に応じて指導を行うことができます。
活用例3:教師の業務効率化(AI)
生成AIは、教師の業務を効率化することも可能です。
例えば、成績管理や出席管理、授業準備などの時間を削減することができます。これにより、教師は生徒との直接的な対話や指導により多くの時間を割くことができます。
また、AIを活用することで、教師は生徒の学習進度や理解度をリアルタイムで把握し、必要に応じて指導を行うことができます。
注意点や禁止項(AI)
しかし、生成AIの利用には注意が必要です。
個人情報の流出、著作権侵害のリスク、偽情報の拡散などの懸念があります。これらのリスクを避けるためには、AIの利用に際しては適切なセキュリティ対策を講じることが必要です。
また、生成AIの利用は、生徒の批判的思考力や創造性、学習意欲への影響を考慮する必要があります。これらの懸念を踏まえつつ、教育現場でのAI利用を進めるためには、児童・生徒の発達の段階を十分に考慮する必要があります。
また、生成AIによる自動生成された内容が事実であると誤解することなく、生徒が自ら考え、批判的に情報を評価する能力を育てることも重要です。
まとめ(AI)
このガイドラインは、教育現場でのAI利用についての参考資料として提供されていますが、それぞれの学校や教師が自身の教育現場における具体的な状況を考慮に入れ、適切な判断を下すことが重要です。
AIの活用は、教育の質を向上させ、生徒たちが21世紀の社会で必要とされるスキルを習得するための一助となることでしょう。
しかし、その一方で、AIの利用には慎重さが求められます。私たちは、教育現場でのAIの利用が、生徒たちの学びを支え、教師たちの働き方を助けるためのツールとなることを願っています。
クルミが読んだガイドライン
これまでが、AIが作成した文章です。
実際にガイドラインの内容を理解し、ある程度正確にまとまっているのではないかと思いますが、あまり具体的でない気もします。
おそらく、私の指示(プロンプト)にも改善の余地があります。
ここで考えたいことは、このようにAIを使ってみる経験を、私たち教員が持つべきだということです。
AIで何ができるのか、AIはどんな間違いを犯すのかは、使ってみないとわかりません。
私たちの想像だけでは理解できない世界になっています。
実際に、AIを開発した人も、具体的にどういう理屈でAIが機能しているのかは説明できないなんて話もありますよね。
では、実際の学校現場では、どのような活用が考えられるのでしょうか。ポイントをまとめてみます。
活用する際のポイント
◆児童生徒◆
児童生徒の生成AIをめぐる議論の素材として活用する。
児童生徒による交流やまとめを踏まえて、議論を深める目的で活用する。
児童生徒の英会話の相手として活用、外国人児童生徒の日本語学習に活用する。
児童生徒が作成した文章を生成AIに修正させ、叩き台として何度も推敲する。
◆教員◆
誤りを含む生成物を教材として使用し、児童生徒にその誤りに気づかせる。
このようにポイントをまとめると、教員側が使用を推奨されている場面が、非常に少ないですね。
おそらく、まだ何ができるのか、何をしてもよいのかを、文科省も迷っているところなのでしょう。
不適切な活用例
このガイドラインでは、「こうやって活用しましょう。」というよりは、「これはやってはいけません!」と書かれている内容が多くあります。
◆児童生徒◆
情報活用能力が十分ではない段階で、自由に使わせる。
生成AIによる生成物をそのまま自分の成果物として使用する。
児童生徒の感性や独創性を発揮させたい場面で、最初から安易に使う。
◆教員◆
教科書等質の担保された教材を十分に用いる前に安易に使わせる。
評定につながる定期テストや単元テストで児童生徒に使わせる。
教員の代わりに安易に生成AIを利用する。
まとめ
以上が、文部科学省から発表されたガイドラインの内容の一部です。
今回のガイドラインは、その性質上、どうしてもブレーキをかける目的も含まれます。
しかしながら、繰り返しになりますが、大切なことは
教員が体験して、良さも悪さも知ることです。
学校現場での活用については、このガイドラインや各学校のルールを順守しつつ
AIとふれあい、AIに慣れるということを、教員もすべきだと考えています。
今回紹介したガイドラインは、以下のリンクからご覧いただけます。
AIの活用に関わる部分だけではなく、AIの仕組みについても簡単に説明がされていますので、ぜひ読んでみてください。
「初等中等教育段階における生成 AI の利用に関する暫定的なガイドライン」の 作成について(通知)
なお、これまでにもAIについての記事を作成しております。
興味のあるかたはご覧いただければと思います。
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