コーヒー『こつ』の科学

さて、今月も何とか1冊と。

前回の『コーヒーおいしさの方程式』は、焙煎技術の深い話もあったりして、なかなかに難しいところもありましたので、次に読む本を選ぶにあたって、少し軽めでサラッと読めるやつにしようかな、と思って選びました。

全体が一問一答のQ&A方式になっていて、自分でコーヒーを淹れたり飲んだりする人への、簡単なアドバイスのような雰囲気だったので、これだろうと。

しかし読み進めて気がつきました。

コイツは、いかにもありふれたコーヒーライフについてのQ&A本の皮を被った、割と専門的なところまで深く書きたい本なのだと…。

質問部分については、当初思っていたようなタイプの、そんなに難しくはない初歩っぽい物なのですが、その回答部分になると気がつくと講習テキストのような内容にまで引き込まれていって、とてもお勉強になっていたという感じですね。

逆に言うと、この回答部分の専門的な内容について語りたいがための質問を、回答側から先に考えたというマッチポンプなのかと。

特筆すべきポイントとしては、キャッチーなイラストが度々使用されていて、難しそうなポイントをわかりやすく伝えているところ。

かと思えば、焙煎機などの機械についても再現度の高いイラストで説明していて、これまでのテキストや本では仕組みについてを想像するしかなかった箇所にまで、視覚でイメージできるようになっていたり。

これでまた少し、珈琲屋さんっぽくなれたような錯覚を覚えたのでございました…。


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