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ペスカタリアン ウィーク

ペスカタリアンってご存じですか?
ベジタリアンやヴィーガンは聞いたことがある人が多いかもしれませんが、実はその二つのみならず、食の選択肢はたくさんあるんです。
その一つがペスカタリアン。基本的に菜食中心で魚介類や卵・牛乳などは摂りますが、牛・豚・鶏などのいわゆる動物の肉は食べない食生活です。
(ちなみにベジタリアンは動物の肉に加えて魚介類も摂らず、ヴィーガンはさらにそれに加えて卵・牛乳など、動物性のものも一切摂らない食生活です。)
私は月曜日(29日)からペスカタリアン実践中です。

ではなぜ私が肉を食べるのをやめているのか。
大学生になってからバイト先で大量のプラスチック製品を扱っていたり、途上国(インド・フィリピン)へ渡航した際、ゴミ山から体調が悪くなるほどの悪臭がしたり、それを漁る動物を目の当たりにしたことでゴミ問題・環境問題への意識が高まりました。そして今年の春から環境保護系のサークルに入りました。メンバーと話しているうちに、「動物を食べることも環境に負荷をかけている」と改めて思いました。
今日、Dominionという畜産に関するドキュメンタリー映画を観ました(YouTubeにあるので是非)。家畜を育てるためにどれくらいの資源が必要か、家畜はどのような扱いを受けているのか、よくわかりました。
今まで「ゴミ問題に関心があります」とか「途上国の教育に関心があります」とか意識高い系みたいなことをほざきながら肉をバクバク食べていた自分が恥ずかしい。おいしいおいしいっていいながら食べていたお肉たちは、檻にぎゅうぎゅうに詰められて、叩かれて蹴られて、挙句の果てに殺された結果だった。人道支援に興味あるくせに動物の倫理はどうでもいいの?私はこの加害者になっていたんだ。

もし私がお肉を食べなければ「畜産業を支持しない」という意思表明になります。支持をしない人が増えて消費量が減れば、畜産業が収縮する可能性があります。そうすれば家畜を育てるための餌、水、を減らすことができるし、屠殺も減らすことができます。

「じゃあ魚も食べるなよ、都合よすぎだろ。」って思いましたか?私もそう思います。でも日本には魚介類を使用したおいしい料理や調味料がたくさんあります。それを食べないという選択は、日本の食文化を受け継がないことと同じ。日本人として、私は魚介類を摂る選択をしたい。

食の選択は人それぞれ定義も少しずつ違って、それで良いと思います。大切なのは、厳格な菜食主義者になることではなく、少しでも家畜を減らすこと。そんな気持ちで、私はまずこの一週間、ペスカタリアンを実践してみようと思います。どうしても食べたいものが食べられなくてストレスになってしまったらやめればいいし、続けられそうならその先もやってみようかな。


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