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適正な値付けをするために、持っておきたいもの⑤「事業・市場・社会の中での意図・ポジションというものさし」

こんにちは。

マーケター&シェアラーあちです。

マーケターの値付けシリーズ、連載しております^^

昨日はこちら

今日は、適正な値付けをするために持っておきたい、5つの「値付けのものさし」のうちの5つ目、「事業・市場・社会の中での意図・ポジションというものさし」についてシェアします。

おーーー、今日で値付けミッション完了だぁ💕

これは、売上、成長を能動的につくっていくために、非常に重要なものさしです。

今まで1つずつ確認してきた下記4つのものさしを使って、まず正規の適正価格をほぼほぼ決めます。

1 同じ市場の商品・サービス価格というものさし

2 顧客のお財布事情というものさし

3 自分たちの過去のサービスと価格のバランスというものさし

4 自分が心地よく働ける時間・労力・価格バランスというものさし

その上で、最後の最後に、「事業・市場・社会の中での意図・ポジションというものさし」を知って、意図を持って動かすのか、動かさないのかを決めます。

動かさないもよし。

動かすもよし。

全て、意図次第。

価格に関する、非常にシンプルな法則があります。

安いほど多く売れやすい。高いほど多く売れにくい。

ご注意ください。

「売れる」じゃなくて「売れ”やすい”」

「売れない」じゃなくて「売れ”にくい”」

です^^

例外はいくつもあり、よくメディアを賑わせる成功事例は、「高いものが多く売れた」なんですが、そして事業者のきっとほぼ全員がこれを狙っているのですが、一般的には”断然”このようになっています(笑)

たとえば私がアサヒビールで担当していたブランドの中で比較すると、

高価格帯ブランドは数千本

低価格帯は数百万本

ざっと1000倍以上ですよ!


値付けのものさし①〜④で測った上で、
大前提で利益計算をした上で、
「よりたくさんの人に届けたい!」という意図があるなら、安くしたらいい。

もちろん、安い中にも、売れる価格があります。それを外さないようにしたいですが、それも①〜④を測る中で見えてきているはずです。


こう書くと低価格を押しているように見えるかもしれませんが、決してそういうわけではありません。

私は以前、新宿の喫茶店で、1ピース2000円以上のケーキを食べたことがありますが、そのコンセプトと値段を見た時、「うわーーー、このこだわり、サイコー」と痺れました。

人は価格から、意図を感じる

このことを忘れずに、最後の⑤で値段を最終決定したいですね!

他にこの⑤で重要なのは、
価格を限定的に動かしてもいい
ということ。

これには大きく2つあります。

・期間限定・・・新発売時期限定、キャンペーン時期限定

・人数限定・・・先着何名限定、先行登録限定

よくよく見ませんか?このパターン。

ここでもオススメしないのが、価格を毎回違う価格に変えること。
変動する価格帯は決めておいた方がいいです。

なぜなら先程書いた通り、人は価格から意図を感じるから。
    
スーパーでは通常価格と特売価格の2ラインがあります。
逆にいうと、2つの価格しかない。
ちなみにこの2つは、1割分も離れていません。

そういえば、ある意味意図は非常に分かりやすいが、それが人に受け入れられない意図だった価格変更の事例を思い出したので、あげておきます。
     
あるビジネスコンサルタントが、短期間で圧倒的に売上を上げるための起業ノウハウを、DVDにして売り出しました。

全部で15枚とかの長時間ものを、30万円強で。

そこから半年?1年?以内に全く同じものを再度販売をしました。
      
この時の価格が、10万円強。
実に1/3。

自分自身で、自分の提供物の価値は1/3に下がったと宣言したことと同じ。

この方は業界でもかなり有名で、講座生(というのでしょうか)も何百人以上の単位でいた方のようですが、その講座生たちの間で、「ええええーーー、それだけはやっちゃダメでしょ、、、」という感想が回ったとか。
(↑又聞き)
      
こういう時に私が考えるのが、「品格」です。
ま、この話はだいぶ抽象的になりますので、一旦置いておきます。

明日からは、ちょうど価格変動の話から繋がる、4Pのうちの1つ、プロモーションのシェアをしていこうかなと思っています^ ^








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