シュタイナーが一番伝えたいメッセージ
世界有数の教育法を今すぐ家庭に取り入れたい❗️
シェアラーあちが学びながら&わが子に実践しながらシェアする、
わが家で実践する世界の教育法シリーズ!
今日は、シュタイナー教育の創始者、シュタイナーが一番伝えたいメッセージと、シュタイナー教育の年齢別の考え方について、シェアします!
このブログではこのように、子育てに役立つ世界の情報、先人たちの知恵、リアルな経験談をお伝えしています^^
参考文献はこちら↓
はっきり言って相当わかりにくし・・・( ̄▽ ̄;)
モンテッソーリがシュタイナーよりも世界に広がっている理由の1つは、「分かりやすさ」だと思うわ。マーケターとして本気でそう思うわw
この本はシュタイナー自身の言葉を、日本におけるルドルフ・シュタイナー研究の第一人者高橋巌さんが翻訳されたもの。
一次情報と言えるでしょう。
ここで繰り返し述べられていることはこれ。
教育を「知性」「科学」「見えるもの」からだけで行うことの否定。
(特に0-14歳)
そして、
教育において、人間、魂、霊の全てを包括した知識と体現の必要性。
えぇ。めちゃくちゃスピリチュアルでした(驚)
なぜ「知性だけ」を否定するのか?
それは、人間の内面に深く関わることができないから、と彼は言っています。
社会生活においては、主知主義(*)は人と人を隔ててしまう。共同生活に深く関わることができるのは、仲間の運命を左右するような行為に魂を打ち込むことができるからだ、と。
教育や授業の中での主知主義は子どもの心を麻痺させる、と。
*主知主義(しゅちしゅぎ、英: intellectualism)とは、人間の精神(魂)を「知性・理性(理知)」「意志・気概」「感情・欲望」に三分割する見方[1]の中で、知性・理性の働きを(意志や感情よりも)重視する哲学・神学・心理学・文学上の立場のこと。知性主義とも言う。(Wikipediaより)
魂は魂からしか熱を受け取ることができない、というのが人智学の考え。
教育実践のすべてが魂の表現でなければならない。
単なる知性の生活だけでは得ることのできないものを、意識的に、再び手に入れるチャレンジをしよう、と。
教育者のなすべきことは、真なるもの、善なるもの、美なるものを子どもの前に提示するだけでなく、本当にそうなのだという実感を伝えること。”存在そのもの”を子どもに流していくこと。”教える内容”をではない。
全ての教えは本質的に”模範となる例”として子どもの前に提示されなければならない。
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【子どもが正しい仕方で「自己教育」を行うために、年齢別に教育者の行うべきこと】
0-7歳・・・幼児のお手本となって、ふさわしい行動や出来事を幼児に示すこと
7-14歳・・・高貴な意味での権威、自然な権威が先生の中から滲み出ていること
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シュタイナー教育は、「何を教えるか」について論じてないっす・・・
(少なくともこの本では)
大人が、教育者が、どうあるか。
どれだけ子どもの教育に関わる大人が、見えないものが見えているか、大切にしているか。
「大人が子どもに接するときのマインドセット」について、珍しく(!)かなり実行にうつしやすい形で言及されていたのでシェアします。
サナギから蝶が這い出てくるイメージを例にとって
■悪いマインドセットの例:
私は偉い先生だ、なんでもよく知っている。子どもは幼く何も分かってない。子どもはまだ私のレベルに達していないのだから、子ども用のイメージを作らなければならない。そのイメージは私自身の役には立たないが、子どもの役には立つはず。
■良いマインドセットの例:
自分は子どもより利口だとは思っていない。多分無意識の部分では、私より子どもの方がずっと賢いのだろう。私が自分でこういうイメージを作ったのではない。自然そのものが這い出てくる蝶のイメージを私に与えてくれたのだ。私は子どもと全く同じくらい熱心に、このイメージを信じている。
私は子どもたちの環境になっている。子どもができるだけ自分で自分を教育していく機会を用意する役割を担っている。生徒より私の方が偉いはずはない。ただ数年早く生まれてきただけなのだから。
良いマインドセットでいる時、そのイメージは先生(大人)と生徒(子ども)の間に生きている不確定ながら精妙な世界の中で働き始める。
ここに働く不確定要因こそが、知的な授業で学習する全てを上回る働きをする。
子どもたちが身を置く場に対して、私が感覚的に最も求めていたもの。
それが「指導者のあり方」。
理由はよくわからないけれども、ずっと強くあるこの感覚は、真理だったんだなと思った。
一緒にわが子を教育してほしい!と思える大人・教育者が、今身の回りにどれだけいるかなぁ・・・
私も含めてね。
そんな人にアンテナを張りつつ、
今日も私は私を磨こうと思う。
上記のマインドセットをしながら、わが子と子どもたちを見つめたいと思う。
子育て、教育、
ひたすら深淵である・・・
この本、シリーズ本で7巻まであるの。
次、いく?いかない?
ちなみに次の2巻のテーマは「内面への旅」ですけども・・・^^;
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