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入居率の黄金比はある?

さて今回は入居者について男女の比率やその他入居者の割合による
ハウス内の雰囲気や共用部の使われ方の傾向について書いてみようと思います。

ジェンダーレス社会の現代ではありますが、その点も踏まえてお話をしていこうとおもいます。

よく同業他社の人との話や、ルームシェアで自室貸しをしている方との話で
どういったバランスの入居者がいるのがいいのか?みたいな会話をすることがあります。

私の経験上、大体この辺・・・というのはありますがその比率通りになったから完全にそうなるというのは人間だれしも別々の人格を有しているので中々現実的には絶対!なる!ということはありませんと最初に申し上げておきます。

まず最初に傾向を話していきます。

・男性の入居者100パーセントの場合と女性100パーセントの場合

男性が入居者全員という場合

は、割と共用部は汚れません。そもそも性格上備品の使い方が荒いという場合もありますが、共用箇所は比較的荒れない傾向にあります。

また男性同士で自ら交流をするケースは少ないため、なにかイベントがあれば集まったりはしますが毎日密に連絡をとったりとか、動向を逐一互いに理解しているというのも少ないので割と部屋で過ごすケースが多いように思います。

用事があれば共用部→部屋 この繰り返しのパターンが多いです。
唯一、割合的に多かったのはキッチンを使用したのちにキッチン用品を放置するというのは男性の方が多かったです。

女性入居者のみという場合は

、結構共用箇所は荒れます。
不思議ですが、女性はこちらで何かしら促さなくても仲良くなり交流するケースが多く。お互いに待ち合わせなどをして共用部で過ごす時間が多いのではないかと推測されます。
また女性入居者の中でも派閥が出来るケースが多いため、少人数グループが形成され行動をグループごとにすることがおおいと見受けました。

グループ内で情報などは交換されますが、グループ同士では情報交換はほぼありません。

派閥同士で争いが起きることもしばしばありますが、その話をはまた別の機会に・・

また女性のみが住んでいる場合は、他入居者へのクレームが多いのも特徴といえるとおもいます。男性のみの場合と比べると遥かに要望や入居者へのクレームなどは多いです。

男性>女性 の場合は割と女性陣は男性陣との交流はありません。


心細いというのもありますが、特にピンポイントで仲の良い男性が住んでいたとしても運営側主催のパーティなどにはほぼ顔をださないというケースが殆どです。
私の経験では特に交流はないが、雰囲気が気まずいので退室したいという状況にもならなかったので通常通りの運営方法で問題ありませんでした。

女性>男性の場合は結構交流があります。


女性の方が基本的に社交的な部分が多いのでしょうか?解りませんが
割と交流は自然とおこなわれ、パーティにも男女問わず顔を出す場合が多いです。
ただ、男性側になにかしら非がある・問題があるといった場合には
結構当事者は女性陣に責め立てられた上で問題視されることがありました。
女性の方が結束力は強いのかもしれません。

そして私が十数年運営してきて、たった4回だけですが完璧なハウスの雰囲気の時期がありました。


この時期を私はゴールドセイントシーズンと呼んでいました。
(年齢が知れますが・・車田正美先生の聖闘士星矢からの引用です。)

この時期はほぼ、運営管理側はなにもやることがありません。
心地よい人間関係と、入居者同士の団結力がハウスにもたらされるので
自主的な掃除・気が付いた人間による片付け、夕食や昼食を自然と共にするスタイル、入居者同士での外食や旅行などを入居者主体で行います。

したがってパーティを開催することはあっても何も気にすることなく
席を外したり出来ますし、むしろ一人で孤独に過ごしている人もいないので
管理人はそこにいる必要もないのです。少しの差入をして、業務終了です。

このパーフェクトなシーズンには備品の補充・修理だけしておけば
ハウス内の問題は全くありませんし、頻繁に様子を見に行く必要もなくなります。もし退室者が出たとしても雰囲気が良すぎるので入居者もすぐ決まりますし、安定した収入も見込めます。
大体は長く続かないのですが、最長だと9か月続いたことがありました。

この4回経験できた時の入居者の比率はすべてほぼ同じでした。
男性半分、女性半分、外国人の比率30パーセントです。
不思議とこの比率に近づくとなにかしらよいムードになるような気がして
基本的にはこうなればいいな=という目標として定めていた部分もあります。

あくまで私の経験からですので絶対!ということではありませんが
統計学上同じ数値に近づいたというのは面白い現象ではないでしょうか。

参考までに。






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