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やわらかい社会と共生について考える(前編)


今回は ShareCo- プロジェクトにとって鍵となる “やわらかい社会”、 “共生” について考えていきたいと思います。

簡単にプロジェクトの目的を振り返ります。

個人の特性(身体的・認知的・知覚的などの特性)と社会環境との間にミスマッチがある

このミスマッチはどのように解決していける?

医療技術・テクノロジーによる個人の特性の変化があるし、今後も期待される
テクノロジーによる物理環境(ハード面)の最適化があるし、今後も期待される

これらで十分?

きっと、それらに加えて、人的環境(ソフト面)の受容性を拡大させると、さらに良いのでは!?

というわけで、技術の発展に期待しつつ、私たちはソフト面の社会環境に着目したプロジェクトを作りました。

詳細はこちら ↓

“やわらかい社会” について

さて、では多くのもの(ソフト面)を巻き込んだ変化の先の “やわらかい社会”、またそのキーワードとした社会を構成する人と人との “共生” について考えていきます。

ここまで、ハード面、ソフト面と表現してきたものを、少し例え話でイメージを共有できたらと思います。

「食事」に例えてみます。

おいしい食事を食べたいですよね。
今では、簡単においしい食事が作れるように、レシピがすぐ見れたり、優秀な調理器具があったりします。おいしい料理が、「誰でも作れる」、「早くできる」という技術の発展です。
- これをハード面の改良としましょう。
ハード面の改良によって、以前より簡単に安くおいしい食事が食べられるようになりました。これからも、もっとおいしい食事が多くの人に身近で手軽なものになっていくといいですね。

では、それだけで満足でしょうか?食事って、誰と一緒に食べよう?、どんな場所で食べよう?などおいしさや効率さ以外のことも大切ですよね。こうしたものって、おいしい食事が思い出に変わったりと、体験価値として大きく変わる要素だなと思います。
— これをソフト面と例えられると思います。

つまり、人自身や物理環境が生活しやすい(効率的な)ものになっていく(= ハード面の改良)ことに加えて、出かけたいな、そしてその先にある人との繋がりを感じたいなと思えるやわらかい地域社会を作っていく(= ソフト面の拡大)ことが ShareCo- が目指すことです。

皆さんは “やわらかい社会” についてどう考えますか。私たちだけでなく、多くの人が一緒に考えてくれること自体が “やわらかい社会” に繋がると思っています。

私たちの企画しようとしているコミュニティづくりやイベントも、みんなで考えて共有する機会の一つでありたいと思っています。

次回は、“やわらかい社会” のキーワードとなる “共生” について書きたいと思います。

この記事を読んで、思ったことや考えたことがあればコメントで教えていただけると、とても嬉しいです。

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