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給料は相場で決まる


就職活動を控えた学生さんと、たまたま話す機会がありました

その時にセキュリティに詳しく、大学のシステムの脆弱性も指摘したことがある

今の僕に”いくらだせますか?”と聞かれました

答えは”まぁ普通のバイトよりちょっと高いくらいは出す、あとは交渉次第かな”って言いました

高値を提示してもらると思っていたのか、すごく不満そうだったので一つ一つ説明をしました

給料はスキルや評価では決まらない

転職する人も含めて勘違いしている人が多い"評価=給料"の方程式です

”評価をされて適切な金額を出して欲しい”

”スキルが高く技術を持っているからお金を払って欲しい”

ただ当たり前ですが2、3回会っただけで相手の評価なんかできません

社内評価ですら仕事ぶりをみて、評価シートを見ながらフィードバックをしても不満がでます

それを面接だけで見抜ける人なんてほとんどいません

給料は相場で決める

例えば10年前のスマートフォンがやっと復旧しはじめた頃、Flashという技術に高いお金を払ってました

そこからたった10年で"フラッシャー"と呼ばれる人はいなくなり、Flash単体で稼げる人はいなくなりました

また最近はプログラミングスクールでRubyをやる人が増えています

Rubyは流行っていてやりたい人が多いから、1000円や2000円のアルバイトでもそこそこ人が来ます

逆に大昔に私がやっていたCOBOLは、時給3500円で仕事あしませんか?と良く電話がきます

ここまで差がつく理由はCOBOLをやりたいひと・やっている人が少ないからです

どんなに技術があったとしても、持っている人がたくさんいれば相場は下がってしまうのです

世の中は相場でまわってる

学生さんでしっかり勉強しているからこそ、正当な評価をされたい!って気持ちになるのは仕方ないことです

ただ正当な評価は他人から見れば不当に見えることもあるし、何よりとても大変な作業です

そして採用は投資であって、投機ではないのです

お金を生み出すか分からないのに、高いお金を出すことはできないのです

ベンチャーで採用をやっていると、結構こんな風に絡まれることは多くて

しっかりと勉強をして、技術があるのなら余計に”相場”と”自分の価値”を理解しておく必要があると思うのです

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