ディリ市内がもぬけの殻!?家族で過ごす東ティモールのクリスマス 東ティモール事務所インターンブログ「ロロサエ ティモール #6」
Botarde(ボタルディ:テトゥン語でこんにちは)、東ティモール事務所 学生インターンの堀内です。
第6回目は、クリスマスの様子をご紹介いたします。
東ティモールの宗教
東ティモールは国民の99%がキリスト教を信仰していると言われています。そして、その多くがカトリックです。ディリ市内の至る所に教会があり、食べ物を食べる前や救急車が通るのを見たら十字を切るなど、日常的にその様子をうかがうことができます。日曜日の朝はミサがあり、多くの人がいつもよりおしゃれな服を着て教会に集まります。
クリスマスシーズン
12月中旬にもなると、東ティモールでもスーパーの店内やレストラン等でクリスマスソングが流れだし、街中に所々大きなツリーが登場します。クリスマスセールがあり、多くの人が買い物に出かけるなど、この時期は国全体がウキウキした雰囲気です。
日本のクリスマスシーズンは冬ですが、東ティモールは常夏の国です。クリスマスでも気温が30℃を超えており、日本人が憧れるホワイトクリスマスのようなロマンチックな雰囲気はあまりありません。
東ティモールの方にとってクリスマスパーティーはとても大事で、どの職場でもクリスマスパーティーが催されます。SHAREでもクリスマスパーティーが開かれ、朝からみんなで料理し、作った料理を食べたり、歌ったり、踊ったりしました。ローカルスタッフが本当に楽しそうだったので、そんな様子を見られて、私はとてもうれしかったです。
クリスマスシーズンには、マリア様がキリストを受胎した様子を表現した馬小屋が建てられます。私が3年前東ティモールにいた頃は、自分の家の前に馬小屋を建てている人も多かったのですが、今年は政府施設などでしか見かけませんでした。ローカルスタッフに尋ねると、ローカルスタッフの中にも馬小屋を建てている人はおらず、その代わりに小さなツリーを買う予定だと言っていました。日本と同じように、少しずつ伝統行事も簡素化しているのかもしれません。
クリスマス当日
日本のクリスマスはカップルで過ごすことが多いかと思いますが、東ティモールのクリスマスは家族で過ごす日です。
そして、クリスマス前日と当日は多くの人がミサに行きます。ディリは地方から移り住んでいる人が多いので、クリスマス当日は家族に会いに地方に戻る人がほとんどです。そのため、ディリ市内はお店がほぼ全て締まりますし、ミクロレットもあまり走りません。街全体がもぬけの殻のようです。
ですが、今年はハンバーガーのチェーン店が開いていました。私は、クリスマスだから贅沢しようと食べに出かけました。(東ティモールではハンバーガーチェーン店での食事はローカル食よりずっと贅沢品です)すると、びっくりするほどドライブスルーが渋滞していたので、クリスマスに大人気の日本のケンタッキーの様だなと思ったし、せっかくのクリスマスだしみんなもすこし贅沢をしてオシャレなものを食べたくなったのかなとほっこりした気分になりました。
クリスマスソングが流れたりツリーを飾ったりと、クリスマスの雰囲気は割と日本と似ているところもありつつ、ミサに行く等、宗教的な側面が強いところも興味深いところではないでしょうか。
日本では体験できない暑いクリスマスを、ぜひ体験しにきてみてください。
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