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東ティモール事務所インターンブログ「ロロサエ ティモール #2」     東ティモールの人は普段どんな物を食べているの?             ~東ティモールのごはんをご紹介~

Botarde(ボタルディ:テトゥン語でこんにちは)、東ティモール事務所 学生インターンの堀内です。
第2回目の今回は、東ティモールのごはんをご紹介いたします。


ブログシリーズのタイトルは「ロロサエ ティモール」です。「ロロサエ」は「太陽が昇る」という意味で、東ティモールも自国を「日出ずる国」だと思っています。日本と似ていて面白い所だと思い、タイトルにしました。

東ティモール料理の特徴

東ティモールのごはんは、(インドネシアから独立した影響か)とてもインドネシア料理に似ています。日本と同じく主食はお米です。おかずは、野菜の炒め物、豆のスープ、フライドチキンや魚の揚げ物などがあります。基本的に、塩とMasako(マサコ)というインドネシア味の素が出している調味料で味付けされています。たくさんのお米の上におかずをのっけて食べるのが東ティモールスタイルです(エトゥ ホ モド:テトゥン語でお米と野菜)。たとえおかずが少しでも、大量のお米を食べることが東ティモールの人々にとっては大事なようです。

また、東ティモールの食卓に欠かせない物に「アイマナス」という物があります。アイマナスは、東ティモールの辛味調味料で、唐辛子をすり潰して、そこに大量の塩を混ぜて作られます。その中に、家庭によっては玉ねぎやライムなどを加えてあり、色んな味のアイマナスを楽しむことが出来ます。その他にも、ブドゥタシという海藻を使ったサラダ、サテ(日本で言う焼き鳥)、お祝いの時に食べられるカトゥパ(笹の葉で包まれた黄色いごはん)などの代表的な料理があります。

日本はお箸を使ってごはんを食べますが、東ティモールはスプーンとフォーク、時には手を使いながら食べます。東ティモール人は食べ方がとてもきれいだと思います。特に魚の食べ方がきれいです。私は最初手を使って食べるのには抵抗がありましたが、見習って手を使って食べてみると前よりきれいに食べられるようになりました。

ワンプレートが東ティモールスタイル


Masako


アイマナス
ブドゥタシ(左)サテ(右)
カトゥパ

野菜の買い方


野菜はトマト、玉ねぎ、なすといった日本でもなじみ深いものから、キャッサバの葉っぱやバナナの花といった独特な物まで色々あります。スーパーでも買えるのですが、現地の人々は主に市場やリヤカーでの移動販売で買うことが多いようです。価格の相場は、空心菜やキャッサバの葉っぱが25セント(約35円)で、それ以外は50セント(約70円)です。ビニール袋に入った野菜が紐で括り付けてあるので、どれが欲しいか伝えるとカッターでその紐を切って渡してくれます。ローカルマーケットは明朗会計でないことで外国人が利用するにはハードルが高いイメージがありますが、ここは相場より高い金額を要求されることはほとんどありません。また新鮮な野菜を手に入れることが出来るので、私はよく移動販売を利用しています。そして、販売している人々と他愛もない会話をするのも楽しみの一つです。


移動販売


東ティモール事務所のランチ

東ティモール事務所にはキッチンがあり、お料理担当のローカルスタッフ ヴェロニカさんが昼ご飯を作ってくれます。毎月自分たちでお金を出し合い、そのお金で食材を買って運営しています。以前の事務所から現在の事務所に移る際にこの事務所ランチが始まりました。これは、健康のためには食事が大事であり、最低一食はしっかりと食べてもらいたいとの想いから、当時の日本人スタッフが提案して始めたのだそうです。
ヴェロニカさんの料理は本当にとても美味しくて、私は毎日お昼休みが来るのを楽しみにしています。


笑顔が素敵なヴェロニカさん


ヴェロニカさんが作ってくれたランチ

東ティモールのごはんはとても美味しいです。皆さんの中で、おなかが強い方は、東ティモールに渡航される機会があれば、是非ワルン(小さな食堂)でローカルフードにもチャレンジしてみてはいかかでしょうか。

*応援よろしくお願いいたします*
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文責:堀内好恵
東ティモール事務所 インターン

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