見出し画像

グラスいっぱいのアイスコーヒー

グラスにたっぷりと入ったアイスコーヒー。
たくさん入っていると安心するのは、なんでだろう。

大体いつもMサイズを選んで、少しずつ飲む。
夏の暑い日に喉がカラカラのときはゴクッと飲むけど、そうでない日はちびちび。
これが一番美味しいと自分では思っている。

減っていくのがなんとなく嫌で
少しずつ飲んでいたら、
氷がたくさん入っていたもんだから
グラスが水滴まみれ。
これも大体いつもそう。

たくさんの筋となって涙を流しているような
そんなアイスコーヒーの姿を見ていると
なんだか悪いことをした気分になる。
そんな些細なことでへこむ自分のことをバカらしくも思うし、誇らしくも思ってしまう。

少しずつ楽しみたいだけなのに
いつのまにか相手を傷つけていることが
私には多いなあ、とふと感じる。

傷つけてやろう、なんてもちろん思わない。
相手が楽しそうにしていたら、私も楽しい。
思いが通じあったらお互いに嬉しい。
けれど、なんでも分かったような態度はとらないでほしい。
美味しく味わいたいし、味わってほしい。
けれど、味わい尽くされたくはない。

細かいんです。絶妙に細かいのが、私で。

楽しいから、楽しい。
信頼できる人だから、落ち着く。
寄り添ってくれる人だから、心を開ける。

ずーっと
最初のそのシンプルな心が続けばいいのに
それって本当に難しい。
自分ではコントロールできない。
ほら、あんなに大事に大事に飲んでいたアイスコーヒーだって
いつのまにかぬるくなっているし
氷で味も薄まっているし
最後には味なんて気にせずに飲んでいるよ

最初の気持ちなんて、
絶対に同じようには続かないんだから。

なんて、目の前のアイスコーヒーを
放ったらかしにしながら書いているわけです。
氷が溶けないうちに飲んでしまおう。
きっとその方が互いにこれからも上手く付き合っていけるよね。

連休の真ん中の夜の少し手前の今。

珍しく日記みたいなものを書いてみました。

おわり。

#日記 #ポエム #アイスコーヒー #相手への向き合い方 #日常



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?