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#私を構成する5つのマンガ

マンガ、好きなのは好きなのだけど、他のコンテンツ以上に基礎教養的なものを読んでおらず、かなり自分の好みに寄りまくっているので語るにしても、、と思っていたのだけど、時間があるのでこの企画に便乗し、書く。


星のカービィ デデデでプププなものがたり

この作品が、というよりはコロコロコミックそのものなんですよね、2000年代前半の僕にとってのカルチャーは。あと任天堂とレゴブロック。今に至るまで全然根付いてない趣味なのが恐縮だけども、笑えるものが好きという原点はコロコロコミックなんじゃないかと思う。ポケモンとスーパーマリオを元にした漫画もどうかしてる程のギャグマンガだったし。野球のルールも知らないけど「ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくん」にもハマったし、笑えるものが日常じゃなくて紙の上に広がっていることに感動したんだろうなぁ。


ボボボーボ・ボーボボ

コロコロで形成された僕の土壌に花を咲かせた大傑作漫画。ジャンプでリアルタイムでハマった作品はコレだけだと思う。数多くある"笑い"の中でも、自分はこういう方向、こういうムードの笑いが好きなんだなという決定打。荒唐無稽さ、言葉の響き、固有名詞の乱発、不意打ちとか。よく知られてるのは超初期のシュールな単発系のお話だと思うけど、真価はストーリーが深まっていく第8巻・ハジケブロック辺りからじゃないかと思っている。キャラの掛け合わせで異なる面白さが生まれるのも、中盤以降のおいしい所。


おやすみプンプン

アジカンのゴッチが日記で紹介してて気になっていたけど読んだのは完結してからだった。当時は大学生で本当に特に起伏なくサブカルチャーと心中するんか、というような日々を送っていたのだけど、そういう自分にも刺さった作品。人と向き合うことから逃げてたんでしょうね、それに気づかないでいようとした、そんな折にこういう"人と在る"ことの苦しさを描いた作品はひどく胸が痛かった。自暴自棄になろうとも、お前は"おやすみ"できんのじゃと突きつける結末とか。しゃんとせえって泥沼から言われてる気がして。


ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン

ジョジョを読んだのはアニメ化された後なのでこれも大学に入ってから。一時的に同級生間でジョジョが大ブームになってたのだけど、なぜか皆6部には辿り着いてなくて、ぐぬぬとなった記憶。これぞまさにジョジョ1~3部を総括する完結作でしょ。4、5はスピンオフだと言い切ってしまいたい。6部こそ運命を掴もうとするものと、運命に抗おうとするものたちの壮大な物語の終着点。最後の展開とか、あまりにも観た事のない作劇すぎて息切れしながら読んだ思い出。ラスト1コマで号泣してしまって大変だったんだから。


BILLY BAT

浦沢直樹も大好きで、長崎尚志との共同制作作品はほぼ読んでるのだけど、これは大好きな1作。宇宙誕生から2063年までを舞台にした人類存亡を巡る途方もない大巨編。史実にフィクションを忍ばせていく手法で作られた大河ドラマ的なスケール感を持つのだけど、信念を持つ者たちがリレーするように時代から時代をパスしていくようなシンプルな熱情に胸を打たれる。かなり派手に展開していく話だけど、根っこにあるのが浦沢直樹のマンガへの愛というのも堪らない。カルチャーは世界を救う、そんな意志に溢れている。


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