「学歴なんて関係ない」と東大出てから言ってみたい©代ゼミ
きっとどこかで聞いたことのあるこのキャッチコピー。
調べたら、代々木ゼミナールの広告だったのですね。
広告なので「つべこべ言わず東大目指せよ」→「代ゼミ入りなよ」と商業メッセージなのは当然として、この言葉の含蓄は深い。
必要かどうかは、その時にならないと分からない
学歴がなくても天職で花開くこともできるし、お金がなくても慎ましく幸せに暮らすことも出来る。
ただそれは、そのときになってから「なくてもよかった」と思うこと。結果論である。
いたずらに選択肢を狭めることは、最初からやってはいけないのだ。
学歴や勉強でいえば、幼少期や青年期の感受性が豊かな時期に身につけねばならない事柄が、たくさんある。
後からではリカバリーが難しいこともある。
例えば、絶対音感は約7歳までの習得が必要だ。
「学校なんて意味あるの?」
答:意味があるかどうかは、今後の君の人生で判断してください。
学歴だって、それ自体に意味はなくなってきているが、それなりの環境に身を置くこと・それなりの知識に触れること、という利点は大きい。
というか、「意味のあるものしかやりたくない」という思想自体がよろしくない。
効率性ってなんのため
意味のあるものだけを効率的に進めたいという気持ちは、失敗を極端に恐れすぎだと思う。
無駄にした時間や資源を失敗と捉え、最短ルートでゴールにたどり着くことが正解だと捉える。
受験勉強の延長の思考だと思う。
早くゴールに着いたら、次のゴールまで最短で進む。
常に小テストに追われているような感覚。
意味が無いとか無駄だとかは、そんなの死ぬ前にしかわからない。
体力や時間、自分のリソースが許す限り、「無駄だ」と切り捨てて生きる生活はしたくない。
彩りも味わいもない人生、それって最終的には、「なんのために人生だったのか?」と死ぬ前に絶望してしまいそうだから。
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