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デジタルワークプレイスをつくろう! ZUNDA株式会社をはじめます

こんにちは。shaoこと澤田翔です。この度、デジタルワークプレイスサービスを手掛けるZUNDA株式会社を立ち上げました。テレワークやSaaSなどテクノロジーを活かして生産性と従業員の幸福向上を実現する「デジタルワークプレイス」をあらゆる規模の組織に届けることを目指します。

デジタルワークプレイスをとりまく課題

少子高齢化をはじめとした社会情勢の変化、デジタルテクノロジーの劇的な進化、そして昨今の衛生意識の高まりからデジタルワークプレイス (テクノロジーを活用した業務環境) を求める声がこれまで以上に高まっています。テレワークは通勤に体力を奪われることなく、自分の時間を確保しやすいことから従業員には好評ですが、その一方で効率性や情報セキュリティなどの観点が経営課題として浮き彫りになっているのもまた事実です。

近年 SaaS (Software as a Service、ソフトウェアをまるごと販売するのではなくサービスとして利用権を販売するモデル) を手掛けるソフトウェア企業が増えており、情報セキュリティや生産性向上などデジタルワークプレイスの課題を解決する SaaS は増加の一途を辿っています。しかし、そのほとんどのサービスは専門的な設定作業と複雑な導入フローを必要とするサービスであり、情報システム部門を抱える大規模な組織に向けて販売されているのが現状です。情報システム部門をもたないような中小企業が自力で導入することを想定して販売されているIT機器は Microsoft Office がプリインストールされたパソコンしかないといっても過言ではありません。このままでは中小企業がデジタルワークプレイスを構築できず、競争力を失うばかりか従業員の幸福度も大企業との差が開いていくばかりでしょう。

なぜ自分がこの領域に取り組むのか

澤田は昨年まで中国・深セン市に住んでいました。そこではあらゆる規模のビジネスでデジタルテクノロジーが仕事に取り入れられている現状を目の当たりにしました。中小の商店であってもスタートアップであっても、スマートな勤怠管理や受発注のシステムが導入され、多くの仕事は WeChat 上に構築されたミニプログラム (Progressive Web Application の一種) の助けを借りて効率よく、かつ安全に達成できるようになっていました。アリババやテンセントは「中小企業が成功することこそが国の繁栄につながる」という信念を強く持ち、ITの専門組織をもたない企業が最新のデジタルサービスを享受できるようにエコシステムを整えてきたのです。日本とは大きく異なる風景に大きな衝撃を受けました。

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アリババが発売するIoTタイムカードマシン。従業員の顔をAIが認識して打刻してくれるこの端末は2万円程度で導入できる。(筆者撮影)

こうした中国のデジタルワークプレイスの多くは年間何十万円もする SaaS を入れているわけでなく、WeChatDingTalkWPS Officeなどの安価なインターネットサービスを自らの事業にあわせて組み合わせることで作られています。街角の小さな印刷屋から歯医者まで、みんなインターネットサービスを活用し、しかも来るたびに新しいサービスをとりいれながら進化を続けているのです。

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中国のこじんまりしたドラッグストアが「スマート薬局」の看板を掲げ、ブロックチェーン処方箋を受け付けるようになった (筆者撮影)

日本のデジタルワークプレイスは「専門家に頼んでつくってもらう」ことが前提であり、自らの事業にあわせて試行錯誤しながらデジタルワークプレイスはを組み上げることは日本の伝統的な販売形態やパッケージ構成などの影響で困難を極めます。多額の費用を払ってSIerと契約しても、彼らは機器やパッケージソフトを売るビジネスであり、顧客企業が自らの手でデジタルワークプレイスを構築することを後押ししてくれるものではありません

自分はこれまで大規模な広告配信システムやスマートフォンアプリ、金融サービスなどを営むITスタートアップ企業に創業者、技術責任者やスペシャリストの立場で数多く関わってきており、その中でデジタルワークプレイスの構築に何度も挑戦してきました。この経験を通じて得た知見、そして中国 で見てきたデジタルファーストの実例を軸に、もっと多くの組織がデジタルワークプレイスのメリットを享受できる仕組みを作ることに強い関心を持つようになりました。

自分がこれまでに得た経験と知識、そして弊社 (ZUNDA株式会社) を最高のデジタルワークプレイスにするというプロセスをもとにした「デジタルワークプレイス as a Service」を掲げ、あらゆる規模のオフィスをアップグレードするという壮大な取り組みへの旅をはじめます。

今後について

現在は弊社が提供を予定している具体的なサービスについて、すでにいくつかのアイデアと技術基盤があり、実証実験を行いながらプロダクトの解像度を上げている段階です。

弊社のデジタルワークプレイスに対する取り組みについて、そのコンセプトからプロダクトに至るまで、ZUNDA株式会社のnoteマガジンでアップデートをお送りしますのでフォローをよろしくお願いいたします。

またこの夢の実現を共に目指していく仲間を募集しております。

・B2B SaaSセールス経験者 (特にSMB領域)
・ソフトウェアエンジニア (Java, React)
・バーチャル「情シス」デスク
・その他、事業全般

興味がある方は 澤田のTwitter (@shao1555) までお問い合わせください。

みなさまの応援よろしくお願いいたします。

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