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純粋に自分でない誰かのためにそれをしていますか?

この記事は、リハビリ中のものを加筆修正しています。

今日は、以前記事に書いた、
『あなたは何のために、それをしているの?』
というところについて、もっと掘り下げていきたいな、と思います。

『何のメリットがあってそれをしているのか?』
『何の価値を得たくてそれをしているのか?』

実は私、以前書いた文章の中で、書きながら怪しいなぁこれ、
という種があるのに気づいていました。
記事4本目の『何のためにその出来事を起こしているんですか?』ですね。

今日読み返してみて、ここをどう観ていくか、ということで、
少しでもあなたの魂の根っこのセルフケアの参考になれば、と思いました。

私は足が不自由でいるメリットの2つ目に、
* 体が不自由な方の気持ちがわかり、困っている方にすぐに気づける
と書きました。

どうですか、これ?
あなたも怪しいことに気づきました?

私はこれ、もともと看護師という職業柄なのか、私すぐに体の不自由な人や困った人には気づいていました。
そして、『気持ちがわかり』と書きましたが、その方自身の体験した辛さを理解することはどう考えてもできません。

ただその方が少しでも楽に心地よくなることを目的として手伝ったりはできます。
でも手を差し伸べたことが全て正解とも限らず、実はその方は独り立ちするための練習として、例えば足が不自由だけれどリハビリとしてつり革につかまって立っていた、なんてこともあります。

そこを理解するにはコミュニケーションなんだと思います。

問題は、この奥に隠れている私の気持ちですね。

私は困った方の存在に気づいて手助けをし感謝の言葉や優越感が欲しいのか?自分に聞いてみました。
これは違いました。

感謝されようとされまいと手助けができる立場であればする、
ただそれだけです。
そこに見返りは期待はしてません。
私にエネルギーがあれば、ただそれを循環しているという感じです。

では何?と自分に聞いていくと、私、
『まだまだ電車に長く乗るときはできるだけ座りたいと思っている』
それどころか、満員電車に乗ってしまった時や、疲れてしまったときは、
『誰か杖のヘルプマークに気づいて譲ってくれないかなぁ』
なんて思っているのです。

だから、前述の
* 体が不自由な方の気持ちがわかり、困っている方にすぐに気づける

というのをメリットに上げてしまいました。
うわ〜〜〜、なんて偽善!!なんてここで自分を責めてはいけません。

実は『誰かに気づいて欲しい』『誰かに助けて欲しい』の裏側にあるのは、

『自分では何とかできると思っていない』
『私にはできない』
『自分にはそんな力はないと思っている』

ということに通じます。

もちろん、誰かに助けを求めることがいけないわけではありません。

ここで一番気づいた方が良いのは、
『心の中で助けて欲しいと思っている、それを言葉にできない自分』
のことや、
『やっぱり自分一人で電車に乗って遠出するとか、まだ厳しいのね』という諦めの気持ちを持っているということです。

『自分では何とかできると思っていない』・・・
誰かに席を譲ってと聞けない、もしかしたら今後もっと左足の状態が
良くなり、電車なんて平気になるのをどこか『信じきれていない。』

『私にはできない』・・・
一人で遠出とかやはりまだ無理なのかなぁ、という『疑いと諦め。』

『自分にはそんな力はないと思っている』・・・
満員電車に揺られてずっと立ちっぱなしでも大丈夫な
『自信がない。恐れ。』


でも、疲れ切っているのに、足も痛いのに我慢して、誰にも席を譲ってと言えない自分に私は『価値』を見出していたんですね。
めちゃ昭和や〜〜ん!
まぁ、昭和生まれですが(笑)

え〜〜〜、嘘でしょ?
いえ、本当に、そうなんですよね。
だからそれやっているんです。

我慢してるんだよね?
そう、我慢していたら『誰かが』気づいてくれると思っていたんです。

その前に『自分は辛いことに気づいていたのに』です。

あら?気づいていたのになぜそれをしたのですか?
『自分はもう十分頑張っていることを認めて欲しかったからなのです』

あら?自分は認めていないのかしら?
『認めていますよ〜』

まだ、認めが足りないんじゃない?もっと受け入れてあげたら?
『はい・・・そうですね』

私の潜在意識、魂の根っこのちょいと上の部分、木の幹との対話でした(^^;;

そうです!!!
大概の恐れや不安、目の前の試練は『自分への信頼の欠如』
から来ていることが多いのです。

誰のせいでもなく。

環境のせいでもなく。

自分のせい?とか責めなくてもいい。

まず『こんな自分がいるんだ』というところまで、
自分の本当の思いを掘り下げて、『そんな自分がいたんだね』と知る、
受け入れてあげる時間を持ってみてください。

これを繰り返すだけでも、恐れや不安からの行動・選択が
少しずつ減っていきます。

確実に、魂の根っこが喜ぶ方を自然と選択できるようになっていきます。

そうすると『誰かに気づいて欲しい』とか『認められたい』という思いは
少しずつ減っていくかもです。
でもこの価値観が悪いとかではないんですよ。

十分自分で認めて信じていると、自分に無理をさせなくなっていきます。
周りにサポートをお願いできるようになっていきます。

1回じゃできないかもしれないから、何回か練習を繰り返してみてね。

逆の立場で誰かに何かをするときも同じですね。
『何の価値をそこに見出しているのか?』
よ〜く、よ〜く観てみて下さい。

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