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ひと区切り➖終わりを迎えて➖

ついに3月になった。
昨日は体も動かなくて、何にもする気にならず、ほぼ1日寝て過ごした。

3月1日は最後の出勤日だった。

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日曜はいつも少ないけれど、コロナの影響もあるのか、いつも以上に街を走る車が少なくて。
まっすぐ自転車を漕いでいると、遠くの信号まで見渡すことができた。
こうして職場に向かうことも最後と思うと、いつもの景色もなんだか違って見えて、街の空気感が清々しかった。

そうは言っても、業務はいつも通り。
最終日だと言うのに、ロッカーに制服のスカーフを忘れるというヘマもしたんだけど笑、いつもと同じ。

思った通り、日曜だと言うのにお店は混み合うこともなく、落ち着いていた。
こうやっていつもと変わらない感じで最後を迎えるんだなぁーと思いながら、でも、最後なんて実感は全然なくて不思議な感覚だった。

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午前中、本社のお店で一緒に働いていたパートさんが顔を出してくれた。
いつも明るくて楽しい人で、愛情の人。
親しみを込めて、ママと呼ばせてもらっていた。

わたしが休憩から帰ってくると、他店舗のパートさんが家族連れでわざわざ来てくれた。
一緒に働いたことはほぼなくて、関わることもそれほどなかったんだけど、いつも気にかけてくださっていた、不思議な繋がりを感じるえーこさん。

それから、素敵な女性が集まるコミュニティで知り合ったのりこさん としひこさんご夫婦が来てくださった。
これまでにも2度ほどお店に来てくださっていたのだけど、まさか最後の日にお逢いできるとは。
たまにお店覗いて、わたしがいるかなーって見ていてくださってもいたようで…ありがたいなぁ。
逢うと元気をもらえるおふたり。

急に現れて心底驚いた、かんちゃんなっちゃん夫婦。笑
この日が終わりだと軽く言った気がするけど、覚えていてくれたのかなぁ。
最近ふたりに久しぶりに逢ったところで、また来てくれて逢えて嬉しかった。
いつ見ても可愛らしいふたり。

そして、仕事終わりの食事に付き合ってくれた、元同僚のじゅんこさん。
わたしが着替えに行ってる間に、お店に迎えに来てくれていた。
最後にふさわしく?笑、お花を用意してくれていた。

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わたしをイメージしたら黄色だったみたい。
黄色はわたしの大好きな色だから、びっくりしたなぁ。

こう言ってはなんだけど…最後の日が忙しくなくてよかった。
来てくださった皆さんとゆっくりお話できて嬉しかった。プレゼントもたくさんいただいたり、商品を買ってくださったり。。
まさかこんな1日になるとは思っていなかったから、今思い返しても泣きそう。
嬉しい。感謝しかない。

5年働いてきた締めくくりは、とても幸せだった。

一緒に働いた職場のみんなにも感謝。
わたしの存在は小さくないですよ!って、みんなに教えてもらった。

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やりたい、ではなくて、できることだから、生活のためにと始めた仕事だった。
正直、働くと決めたはじめの頃から、違和感は拭えなくて、この仕事に向いてないと気づいていた。
だけど、今までの経験が活かされて、ほとんどの業務はそれほど苦もなくこなせる自分がいた。
それでも評価に繋がらない時、自分の中にある承認欲求の存在をまざまざと感じた。

自分を縛ることは人も縛ることになるということを学んだ。
これまでの環境が自分の価値観をつくる。その価値観は皆に同じように当てはめることはできない。自分にも人にも完璧を求めなくていい。人を変えることはできないし、変える必要もないとわかった。

人は信用もできるけれど、思わぬところからそれが崩れてしまうことも知った。
誰を信じればいいのか途方にくれた時もあった。
人を信じるためには、自分をまず信じることだと思い知った。自分すら信頼できていないのに、誰かを信頼できるわけがない。
そして、誰にも信頼されなかったとしても、自分だけは自分自身を信じてあげられる存在になろうと決めた。

目の前の出来事は、ただ起こっているだけのドラマのようなもの。そして自分だから、何とかなる出来事しか起こらないんだと学んだ。

他人の軸に振り回される時、相手との関係を良くしようと気を遣って無理をすればするほど空回る。疲れる。
ますます自分の中で不安や自分を責める気持ち、悲しみが溢れてきてしんどかった。
自分の軸がしっかりしていないと気づいた時、無理をすることをやめて、相手と距離をとった。
みんなとうまくいかなくてもいい、自分が心地よい場所を探せばいい。
まずは自分第一。自分を大事にすればいい。

ここで安定した生活を送れたからこそ、プライベートを充実させることができた。
足繁くヨガスタジオに通い、山梨のリトリートに参加し、イベントで東京に行くことが増え、本格的にヨガを学び出し、ヨガのイントラをし始め、バリにも行くことができた。
プライベートでたくさんの体験をし、たくさんの人に出逢うことができた。

愛がないと自分ごととして動けないんだと実感した。
それは自分が会社や商品に対して、人に対してもそうだし、反対に会社から自分に向けられるものに愛を感じるかどうか。

ピラミッド型の組織や、減点方式の評価、縛られること、柔軟ではなくかたく保守的な組織…いい悪いではなくて、わたしにとってこれらは本当に向いていないことがよくわかった。
ずっと窮屈さは感じていて、この日を迎えるタイミングをずっと待っていたように思う。

タイミングやきっかけは、思わぬところからやって来ることがある。
わたしも突然。
あぁ、もう辞めていいんだと直感した。
あの時そう感じたのはなんでかって、感覚だから人にはわかりづらいもの。
理由や出来事はどうあれ、自分の中で腑に落ちた感覚は大事。タイミング、来たなぁと思った。
それを見逃して頑張ることを選んだとしたら、わたしはわたしでなくなってしまうと、奥の方できっとわかっていた。
何かを決める時、何かが起こった時、自分の肌や体、心で感じるものは頭の声よりも正確だと思う。
決めたら、流れは自然とその方向を向いていく。

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3月いっぱいは有給消化で、急に暇になってしまった。
予定も入っていたりするけれど、自分に課せられたものがなくなって、ぼーっとする時間が増えそう。
この先のことも考えないとだけど、焦る気持ちもやらないと!って勢いも出てこないのが面白い。
予定のない日はゆっくりしながら、流れに身を任せてみようと思っている。

わたし、ほんとうにおつかれさま。
いろんなことがあったけど、よく頑張った。
次に向かうまでにひとやすみして、心地いいと思えるものを選んでいこう。
明るい未来をいつもイメージしよう。
いつもありがとう。

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